私のサラリーマン人生も残り1週間となりました。6月27日の株主総会で役職を退任して、42年3か月間勤めた職場を卒業することになったのです。そんなわけで、6月に入ってから、職場の同僚や旧友たちに誘われてけっこう昼夜の食事会が続いています。
それはそれとして、長年通った築地のお気に入りの店の料理も味わいたいということで顔なじみの店も巡っています。ここはその1軒…食通の池波正太郎も通ったというとんかつの名店「かつ平」で、私のお気に入りのかつカレーをいただきました。ロースカツももちろんですが、ちょっと甘めのカレーも絶品なんです。
その夜は、以前アド街で築地の隠れ家としてランキング1位に輝いた「はしば」で、これも絶品の酒肴コースを味わいました。白ワインも料理にぴったり…仕上げはにぎり寿司にマスターお薦めの冷酒「十右衛門」で最高のディナーを楽しみました。
翌日の18日土曜日も元気を出して大好きな鎌倉へあじさい寺巡りに出かけました。
北鎌倉駅からほど近い東慶寺は江戸時代から駆け込み寺として有名ですが、春は梅、この季節はあじさいの名所でもあります。
山門の石段にもたくさんのあじさいが咲いていて、このままUターンしようかと思いましたが、バチが当たるといけないので200円出して境内に足を延ばしました。
境内にはもちろんさらに多くのあじさいが咲いていて、この季節ならではの感慨を味わいました。
次に訪れたのは、まさにあじさい寺として有名な明月院です。駅からの道も片側通行規制するほどの大賑わいでした。
それもそのはずで、境内に入った途端まさにあじさいロードが延々と続いていました。
花壇にはさまざまな花々も彩りを添えていましたが、やはり主役は今が盛りのあじさいです。
これでもかというほどのあじさいに囲まれて、外国人グループも嬉々として記念撮影に興じていました。
鎌倉のあじさい巡りといえば、長谷寺もかかせませんが、出遅れて北鎌倉でもゆっくりしていたために時間切れで大仏坂ハイキングコースはあきらめ。せっかくだから同じ北鎌倉の浄智寺を訪ねてみました。あじさいもそこそこ咲いていました。
境内の奥には鎌倉七福神の布袋尊が洞窟に鎮座していて、その見事なお腹をたっぷりとさすってきました。大腸がんの痕の全快祈願です。
北鎌倉駅からはまた横浜に戻って、おなじみの「もりべ」に立ち寄り。持参した芋焼酎「三岳」をチビチビとなめ、いつもながらの絶品料理を味わいながら、30数年のおつきあいのマスターにも退職の報告をしてから帰路に着きました。
翌日の日曜は静養日でしたが、スーパーへの買い物のついでに近所の公園まで散歩。なんとここにも見事なあじさいが咲いていました。あじさい巡りにおまけがついて思いがけず得した気分です。
さてさて、そんなことで退職日まで1週間。身辺が落ち着くまで、仕事の合間の週末一人旅とブログ制作はしばらくお休みしようかと思います。このブログも単身赴任の福岡時代から10年続けてきましたが、隊長けんもそろそろ卒業ですね。ではみなさま…またお会いできる日までごきげんよう!!