3連休の土日に1泊で霧島から百名山の「韓国岳1700m」と「高千穂峰1574m」に登ってきました。小倉から博多経由の九州新幹線で鹿児島まで往復1万円ポッキリの割引チケットは早朝出発の深夜帰り限定です(-_-;)。まあ山に行くには好都合ですけどね。5時に自宅を出て鹿児島に9時過ぎ到着。高速バスで霧島のえびの高原まで2時間近い行程です。
終着近くの車道脇ににほん鹿が現れました。標高1200mのえびの高原は霧島屋久国立公園の中。松林が広がりよく整備されたさわやかな観光スポットです。早めの昼食場所のエコセンターのテラスから独特の形の韓国岳が大きく迫っています。
の中、白い山肌の硫黄山を巻いて岩がごろごろの道をたどって1時間余りで韓国岳山頂です。遠く離れているとはいえ台風17号の影響もあってかかなりの強風でした。
山頂の先には高千穂峰がきれいな円錐形の姿を見せてくれました。このまま5時間半の縦走コースも魅力ですが、この日はえびの高原へUターンです。
硫黄山の裏手から2時間、3つの池巡り散策コースを楽しみました。一番大きい六観音御池からは湖面の背景に韓国岳が見事な景観を作っています。もうしばらく経った紅葉の時期にはさらに最高のビューポイントです。池巡りのコースにも小柄なにほん鹿が顔を出しましたよ。
えびの高原荘の
にゆったりと浸かって、
と芋焼酎(1杯だけ)の一人カンパイのあとチャングム
を観てから就寝。翌日も
の中を周回バスで高千穂河原から天孫降臨の高千穂峰をめざしました。
標高1000m霧島神宮の古宮跡からしばらく石畳を歩いて樹林の中から溶岩の赤い道を辿ります。富士山の須走りを歩いているように細かくもろい溶岩石に靴が埋もれて歩きにくく、風は20メートル近くはあるのではないかと感じるほどで大きな岩につかまりながら少しづつ高度を上げていきます。やっと1200mのところは山頂かと思いきや大きく口を開けた噴火口跡。馬の背の先の高千穂峰山頂がとても遠く感じます。
強風にあえぎながらようやく辿りついた高千穂峰山頂には天の逆鉾が岩を貫いて刺さっています?日の丸が強風にはげしくたなびいていました。さすが天孫降臨の山というところでしょうか。登山口から予定オーバーの1時間50分かかりました。下りは途中から登山道脇を須走り方式で滑りながら降りました。あまり楽ではなかったですが。
12時過ぎに戻った高千穂河原でうどんと
。ここにも立派なビジターセンターがあって霧島の情報満載です。路線バスを途中下車して霧島神宮へ立ち寄り。見事なご神木の杉の大木がありました。
霧島神宮駅からJRで鹿児島へ。湾の先に桜島が大きくそびえて大迫力でした。20時過ぎの新幹線まで鹿児島名産黒豚かつ定食で仕上げの
。小倉到着は日付が変わってけっこうお疲れモードでしたが、念願の霧島ツアーを存分に満喫できた2日間でした。
実は出発直前に会社のよき先輩が亡くなって携帯連絡しながらの道中でしたが、連休最終日に東京まで日帰りでなんとか葬儀に間に合いました。ご冥福をお祈りします。