久しぶりの晴れ晴れに誘われて青春キップの旅に出かけました。
もーりもい〜や〜が〜る〜…竹田の子守唄のふるさとかなあ…と思うんですが、町にはそんな風情はありませんでした。降り立った駅舎の裏には断崖絶壁に滝が流れていてびっくりです。ここは滝廉太郎の故郷なんですねえ。
まずは歴史の道を散策。まず出会ったのは3体のお地蔵さん。ぼけない、寝こまない、いざとたったらポックリいく、の老人願望満願地蔵です。まさにその通り…という気持ちでそれぞれ手を合わせました。
竹田の有名人といえば、滝廉太郎です。12歳から14歳までわずか2年半しかいなかった街ですが、自然豊かな城下町の雰囲気にどっぷりつかって感受性が磨かれたようです。
春高楼の〜〜
。日本の名曲「荒城の月」を生んだ滝廉太郎のモチーフになったのが、この岡城だということです。
わずか23歳で早逝したした滝廉太郎ですがクラシックの名曲もさることながら…もうい〜くつ寝るとお正月
を始めとする唱歌の数々を作ったんですねえ…ビックリ。
山城ということで派手な天守閣などの造りはなかったようですが、さすがに奥深い、人を寄せ付けない堅固な造りでした。春高楼花の宴と歌われただけあって桜の季節にはさぞかしと思うほどたくさんの桜の木が城を囲んでいました。
その本丸跡からは、九州の名山「くじゅう連山」が見事な姿を見せていました。もちろん日本百名山の山です。見事な山容ですね。初夏にはみやまきりしまに埋め尽くされる花の山々です。
サフラン入りの味噌うどんでおなかを満たしたあとはお決まりの温泉コース。駅そばの竹田温泉に…時間がなかったのでつかの間足湯だけ楽しみました。
それにしてもなかなか風情のあるいい町でした。こんどは竹田を起点にして日本百名山「祖母山」に登りたいと思っているんですが、さすが百名山だけあってそう楽ではありません。なんとか春までには…と思っています。