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埼玉憲ジーの近場放浪記

2016年にサラリーマン生活から卒業して、窮々自適な年金生活に入りました。百名山と百観音もなんとかやり終えて、隊長けんの武蔵野レターもフィナーレ。家庭と懐事情から遠距離旅も引退やむ無しながら、せめて体が動くうちは、埼玉憲ジーの近場放浪記を続けることにしましょう。
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柳川どんこ船
福岡で迎えたGWの初日は西鉄電車で50分の城下町柳川。街中に縦横に流れる掘割を巡るどんこ船ののどかな川下りです。
どんこ船乗り場
この日はこのうえもない好天に恵まれて暑いくらいの陽気でした。送迎バスで駅から5分ほどで船の乗り場へ。赤い欄干の橋の下にはたくさんのどんこ船が並んでいました。
川面を進む
小さな木の船ですが10数人乗って満員です。やはりどこへ行っても女性が多いですね。まずは広めの川筋をのんびりと進みます。
船頭
櫓をこぐ船頭さんはこの道40年近いベテランで、川沿いの風景をあれこれと語ってくれました。柳川には民謡がないといいながら、最後には柳川が生んだ詩人北原白秋の懐かしい童謡を披露してくれました。
有明海の珍味
70分の船旅を終えて下船したところに郷土料理の店「六騎」(ろっきゅ)。漁師のことをそう呼んだんだそうな。柳川といえば有明海も間近。ムツゴロウは出なかったものの、わらすぼ、はぜ、舌平目の一種に二枚貝の海茸の珍味に名物のうなぎのせいろ蒸しにどじょうの柳川鍋までフルコースをいただきました。味は…名物らしく…まあなかなかといったところです。
御花庭園
散策コ−スは北原白秋の立派な生家から柳川藩主の別邸御花の庭園へ。仙台松島を模したという松涛園は入園料500円だったのでパスしました。
あやめ越に船
駅への帰り道は日本の道100選にもなっている川沿いを曲がりくねって1時間。あやめ越しに行き交うどんこ船も見られてこれもまたいい風景でした。
駅前ではやっぱり珍味の貝柱と海茸の粕漬けを買って、またゆったりと西鉄電車に揺られて帰りました。
| 隊長けん | | 18:11 | comments(0) | - |
のどかな川下り
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GWの初日はおだやかな青空に誘われて、福岡から水郷の城下町柳川を訪ねました。先月NHKのドラマで見た人もいるでしょうか?
縦横につながる掘割りを船頭の名調子とともにどんこ船でゆったりと巡りました。
| 隊長けん | モブログ | 17:42 | comments(0) | - |
久しぶりの山歩き
鉄道とバスの旅が続いてすっかり足がなまってしまいましたが、5月には東京の山仲間と霧島連山を歩くため、トレーニングも兼ねてやっと今年2回目の山歩きに行きました。
21日の土曜日は曇り空ながら時折晴れ間も出てまずまずの天候でした。気温は20度を超えて汗もたっぷりかきました。
車道から宝満山
訪ねたのは福岡を代表する人気の山「宝満山」830メートル。大宰府天満宮からコミュニティバスで麓へ。ゆったりとしたおだやかな山容が見えてきました。
竃戸神社しゃくなげ
登山口の竃戸神社には石楠花が小ぶりのピンクの花をつけていました。由緒正しい神社の境内には鹿小舎もありました。
山頂
石畳が続く登り道はかわいい子犬パピヨンと抜きつ抜かれつ…実は抜かれっぱなしの1時間、中宮跡からはさらに30分100段がんぎの石段から大きな岩場やロープ・鎖をたどって830メートルの山頂にたどり着きました。
博多湾方面
山頂には上宮の立派なお社が建っています。北には博多市街と博多湾が眼下に広がっていますが、この日は曇り空でぼんやりでした。
鎖の岩場
下山道はまず急勾配の鎖の岩場が続いて慎重に歩を進めます。とても頂上でカンパイなどできません。九州の山は高度の割りにどこもなかなか手ごわいです。
苔むした羅漢道
下りに選んだルートは五百羅漢像が点在する静かな道。登りの人の多さが嘘のように誰も歩いていません。苔むした岩が周囲を取り囲み足元も滑りやすいので要注意。下りのはずが途中から登りが続いてやっと1時間で登りは30分だった中宮跡に出ました。さすがにわざわざ下りルートに選ぶ人がいないのもうなづけました。
下りのゴールは大宰府天満宮。学問の神様に手を合わせようと思いましたが、駅前ではたくさんの学生が一生懸命「あしなが募金」で声をからしていました。ということで大枚1千円を募金して天満宮には失礼して帰りました。
| 隊長けん | | 23:09 | comments(0) | - |
高千穂バス旅行
青春18キップの日帰り旅は終わりましたが、こんないい季節に閉じこもっていてはもったいない!?ということで、先週末は1泊のバス旅行。
神々の里と言われる天孫降臨神話の高千穂峡を訪ねてきました。
幣立神社
土曜日の7時50分。福岡天神を出発した観光バスには19人の同行者とガイドさんに添乗員も。女性中心平均年齢60歳…でも若い女性もいたから50台かな?…ともかく中高年集団に至れり尽くせりのパック旅行です。なんか楽チンでいいかなあ、と山も遠のいてだんだん軟弱になってきてます。
ま、ともかく快晴の春風の中佐賀〜熊本から宮崎に入って最初に着いたのが由緒正しき「幣立神宮」。白装束を羽織って榊を供えての公式参拝です。宮司さんの話も聞けて身が引き締まる思いです。かな??
国見ヶ丘
標高513メートルの国見ヶ丘からは阿蘇5岳の涅槃の姿や高千穂盆地、北には日本百名山の祖母山系の山々も見渡せます。まさに神様が国の様子を見に来たところという伝説にふさわしい展望です。
高千穂峡
そして、天孫降臨の舞台のハイライト、高千穂峡は深く刻まれた渓谷に流れ落ちる「真名井の滝」の真下までボートで行かれるようですが、我々は上部の散策路を歩きました。
高千穂温泉
夕刻にはのどかな民宿へ。ご主人の案内で町営の温泉施設でゆっくりと手足を伸ばして温泉に浸りました。湯上りはもちろんビールしかありません嬉しい
夜神楽
食事もなかなか。イワナの刺身、ヤマメの塩焼き、たらの芽・こごみ・のびるなど採れたて山菜の天ぷらに鴨鍋もついて黒豆ごはんも絶品でした。
でも一番のごちそうは夜神楽見物・高千穂神社で地元の保存会が演じる「天岩戸」で天照大神が隠れた岩戸を開く名場面などがコミカルに披露されて時の経つのも忘れるほどでした。この日は観光用の4番だけですが本来は33番1昼夜演じ続けるのだとか。
朝ごはん
朝ごはんはとにかく自然食と釜炊ごはんで体がキレイになりそうなヘルシーメニューがこれまた最高。これが長生きの秘訣だなあとわかってもなかなか普段はできません。
手力雄命
日曜日は夜神楽で予習した「天岩戸神社」へ。川の対岸にちらっと見える岩穴が神殿そのものです。神々が集まったという天の安河原までは渓谷歩き。神社の入口には、岩戸を開けた力持ち「手力雄命(たぢからおのみこと)」が。投げ飛ばした岩戸がなんと九州から信州まで飛んでいったとか…そう、それが戸隠山なんですって…いやはやビックリでした。
トンネル酒蔵
この日は土産屋巡りコース。さすが観光バス旅行ですね。ムムム、と思いつつ、ついつい思う壺にはまってあれこれ買ってしまう私も所詮中年おじさんですね。最後に訪ねたのは高千穂から熊本までつながるはずだった鉄道のトンネル。戦前の話ですがほぼ貫通直前で水脈にぶつかって工事を断念したとのこと。そのトンネル跡が、なんと1300もの焼酎樽の貯蔵庫になっています。年中気温17度・湿度70%に保たれて絶好なんだとか。ということでここでも10年貯蔵の焼酎を買ってしまいました。
この日もなんとか天気ももって、久しぶりの観光バス旅行も多くの女性に囲まれて(歳はともかくね)楽しい二日間でした。
さて、そろそろ山に行ってトレーニングしないと東京の仲間について行けませんね。
| 隊長けん | | 23:29 | comments(0) | - |
青春18キップお花見巡り
青春18キップ春編最後の旅は7日の土曜日。山口の城下町・長府から関門汽船で門司港へ戻って小倉城のお花見宴会コースです。
毛利公邸前で
まずは、博多から鹿児島本線〜下関から山陽本線で長府駅下車。20分ほど歩いて毛利家5万石の城下町・長府の街歩きです。乃木大将の住居から土壁の路地を通って毛利家の公邸前で記念写真。
功山寺仏堂
5分ほどのところには鎌倉時代の古刹・功山寺が。幕末には高杉晋作が維新の旗揚げをした場所だとか。境内の桜の木々はまさに見事な桜吹雪が舞っていました。奥の仏殿は純唐様式の国宝です。
古江小路
民家も立ち並ぶ古江小路は石畳と土壁が続いて城下町の風情たっぷりでした。
長府公園
最後に訪ねたのは長府公園。人口の滝やさまざまな植栽、鯉泳ぐ池と書院などやはり毛利藩家老の屋敷跡らしい雰囲気も残っていました。
関門橋
そこからバスで15分ほど。下関と門司港を結ぶ有名な関門橋のたもとは、あの源平の大合戦場・壇ノ浦です。その先にある下関の魚介類の新鮮な台所・唐戸市場を訪ねてから、5分の関門汽船でで門司港へ渡りました。
駅前には門司港名物・焼きカレーの店が並んでいます。のぼりに釣られて入った店の「スーパー焼きカレー」は初めてながら感激のおいしさでした。ドリア風のカレーですがチーズとカレーが溶け合った香ばしさは絶品でした。
小倉城花見
そして、第2の故郷・小倉で降りて向かったのは小倉城内。言わずと知れた桜の名所ですが、ここで地元の友人たちとのお花見宴会で大いに盛り上がりました。
もう満開から1週間以上経って葉桜宴会を覚悟していたところ、先週の気温低下のおかげでまだたっぷりと花が残っていてくれました。照明に浮かんだ夜桜もいい雰囲気。プロの焼肉と和食の名人のお惣菜に生サーバーと熱燗で春の青春旅のフィナーレを楽しく飾ることができました。
| 隊長けん | | 00:41 | comments(0) | - |
青春18キップの春旅シリーズ
やっとインターネットが開通しました。
恒例の青春18キップの旅春編は佐賀〜長崎方面シリーズです。
まず3月17日に訪ねたのが自宅から地下鉄〜JR直通1時間ほどの佐賀・唐津。おくんちと焼き物の街です。
くんち曳山
駅前にはおくんちの曳山像がお出迎え。唐津神社の脇には曳山展示場も常設されていました。
唐津城から虹ノ松原
唐津城からは日本三大松原の一つと称される虹の松原が一望。息を呑むほど…かどうかは??だけどなかなかの絶景でした。
唐津城前で
40年前に復元された天守閣前で一人記念写真。いつものことですけどね。
このあと砂浜に沿って長く延びる松原をゆっくり散策しました。

ついで春分の日21日には、博多からJR3回乗り換えて佐世保へ。さらにバスと船を乗り継いでの観光コースです。
柿右衛門
まずは佐世保といえば軍港の町。海上自衛隊の記念館にはプラモデル好きにはたまらないような軍艦のミニチュアなどもたくさん。そしてなぜか有田焼の名人14代柿右衛門作のたたみ3畳ほどもあろうかという陶板が。時価1億円だそうです!
九十九島
そして西海パールシーリゾートから帆船風の遊覧船に乗って九十九島巡りです。「あ〜松島や…」と松尾芭蕉が詠んだ仙台の松島に勝るともいわれるところ。美しい海に実際は200ほどの島々が浮かんでいます。遠くには五島列島も見渡せました。有名な佐世保バーガーも食べましたよ。ビッグサイズではないけどうまかったです。
武雄温泉
この日の締めくくりは1300年の歴史があるという武雄温泉。この朱塗りの楼門が目を引きますよね。これももう100年近く前のものです。元湯温泉は300円なり。天井の高い気持ちのいいさらさら温泉でした。満足満足!

そしてシリーズ最後は1週おいた31日。この日はまた唐津へ出てバスで30分。いかで有名な漁港「呼子(よぶこ)」からまた焼き物の街「伊万里」を訪ねました。
いかの天日干し
すぐ目に飛び込んできたのがいかの天日干し。海沿いのあちらこちらにとれたてのいかが干されていました。裏道には朝8時から元気なおばちゃんたちの朝市がにぎやかにオープンです。獲れたてのいかはもちろん、ウニやあわびもおいしそう。私はやはりいかの一夜干しと有名ないかしゅうまいを買いました。
いかづくし
そして朝食はいかづくし定食。天ぷら、煮付け、しゅうまい、酢の物に和え物までついて1050円です。やわらかくてプリプリでうまかった!!朝ビールも格別でした。おまけにふぐのから揚げまでいただきました楽しい
伊万里焼唐人形
唐津に戻ってまた焼き物の街伊万里まで約1時間。駅前からところどころに大きな伊万里焼の唐人形が飾られています。大陸伝来の技術でしょうが実に鮮やかな色使いです。
伊万里へ来たもう一つの目的は「黒澤明記念館」。学生時代からの大ファンです。黒澤監督が生前ロケで訪ねた伊万里の風土を気に入って、「記念館を作るなら都会じゃなくてこういうところがいい」、と言っていたのがきっかけだとか。でもさすがにめったに来られませんねえ。
この日は帰りになぜか有田焼の皿を1枚購入(たった420円なり)。今回の青春旅は焼き物の街シリーズともなりました。

そして翌日4月1日は、満開の桜を見に、自宅から徒歩20分の福岡城址・舞鶴公園散歩です。ここは福岡の開花宣言のポイントとなる名所。開花は東京から1日遅れの3月22日でしたが、この日はまさに満開でした。
しだれ桜
福岡城の石垣前にはしだれ桜が1本ピンクの花を咲かせていました。
花見宴会
そのほかどこもかしこもソメイヨシノの淡い桜の花がこれでもかと重なるように咲き競っています。そしてその下はまたどこもかしこもお花見大宴会場と化していました。ま、それもいいかな。でも大学のサークルが琴の合奏をしていたり、太鼓・笛・木拍子で見事なまつり囃子が演じられていたりでカラオケなし。ただの酒盛り花見とは違っていました。
桜の海原
石垣の展望台から見下ろす公園は1面の海原のように桜の木々が覆い尽くしています。
せっかくの満開も天気が悪かったのが残念。私が帰りかけた昼過ぎには雨も降り出して宴会のみんなが心配でした。
福岡城址は広い池に水鳥が遊ぶ大濠公園の隣り。自宅から徒歩圏にいい公園が2箇所もあるんですね。海も近いし、ソフトバンクの本拠地も歩いて20分だし、なかなかいいところに住んでいるなあ、とまんざらでもない福岡ライフではあります。

みなさん、是非遊びに来てくださいね!待ってます!!…と、誰に言っているのでしょうか、私は???
| 隊長けん | | 23:30 | comments(0) | - |
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