埼玉の自宅の夏休みに次いで後半は山の仲間と北海道大雪山系への遠征です。
全員集合の羽田空港では離陸直前の機体故障で乗り換え、2時間遅れの出発のハプニング。降り立った旭川空港からはOさん運転のレンタ車で北の大自然を快適なドライブ…というところですが、どんより雲に蒸し暑さで先行きが心配です。
旭岳登山口は雨、昼食も車中で済ませてそそくさとロープウエーで姿見池へ。白いガスに覆われて山頂は見えませんが、姿見池の奥に噴煙を上げる旭岳の大きな山容は迫力です。
火山岩の滑りやすい道を慎重に進んで2時間足らず、コースタイムを1時間も縮めて広々した山頂に到着。360度見事な白い世界でなんにも見えませんでした。
姿見の噴火展望台からの散策路には何本もの噴煙を上げる大崩落の地獄谷が眼前に迫ります。宿泊の白雲荘は内湯ながら旅館並の食事と飄々としたオヤジも好感でした。
2日目も雨模様。レインウエアに身を固めて登山口の望岳台へ。
眼下の富良野方面は薄日もさして北の大地らしいのびやかな風景が広がっていますが、めざす十勝岳はやはり真っ白なガスにすっぽり覆われたままです。
強風の吹きつける馬の背の稜線から山頂まで10m先のペンキだけを頼りに進みます。山頂まで700mの表示からの最後の急登の長かったこと。ようやく辿り着いた頂上も視界ゼロでそそくさと下山しました。
レンタ車で富良野のフラワー公園巡りのあと自炊の買出し。素泊り2,900円で人気の白銀荘ではUシェフこだわりの具沢山寄せ鍋。コンブダシの味付けも抜群で大満足。露天風呂も最高でした。
3日目こそ…またも雨のスタート。
奥深い富良野岳は天候さえよければ快適なルートですが、なによりよかったのがそこかしこで目を楽しませてくれる可憐な高山植物。さすがに花の百名山に選ばれただけのことはあります。高度2000m足らずで日本アルプスに引けをとらないお花畑はやはり北海道ならではですね。
高山植物の女王コマクサもバッチリ。さらにかわいいシマリスとの遭遇にも感激でした。
下山後は十勝岳温泉でさっぱりしてから、一路旭川市内へ。
目指すはいまや代表的観光スポットの旭山動物園。アザラシ館やダイビングの白熊。頭上を泳ぎ回るペンギン館などアイデアいっぱいの動物園は大人気でした。
悪天候の中も計画通りの山々、温泉・グルメに富良野や動物園までフルコースが堪能できて大満足でした。同行のみなさんに感謝!とくにドライバーのOさん、リーダー兼シェフのUさんに大感謝です!!