土日仕事の週末からお彼岸休みの20日にまた鹿児島へ向かいました。
3回1万円の九州満喫キップの期限は3月いっぱい。使わにゃそんそん、ということで今回はJR鹿児島線で熊本まで行って、第3セクターの肥薩おれんじ鉄道で不知火海を眺めながらの鉄道旅です。
天気は上々
5時起きで博多駅から普通列車2時間半で熊本です。ここで1日1本の快速列車「スーパーおれんじ号」で鹿児島の北の玄関口・出水に向かいます。たった1両の客室は家族連れなどで満席でした。子供たちを押しのけて?海に面した窓側に陣取って車窓の展望を楽しみました。八代を過ぎたあたりから不知火海が大きく広がります。内海のせいか浅瀬なのか海面は茶色く濁って波も高く冬の日本海?のようでした。
でも、出水に近づくにつれ海原も青く南国の趣に変わってきました。
1時間半で出水着。おれんじ鉄道はあと1時間ほどの川内(せんだい)駅が終着ですが、私は出水散策コースにしました。
ここは知覧と同じように特攻の基地があったところですが、歩いて20分ほどで武家屋敷の街並みが広がります。その手前には日本一大きいお地蔵さんが。どうです、ほんとに大きいですよね。3メートルくらいかな、背景の建物、足元の私のザックと見比べてもビックリですね。
そして武家屋敷地区の一角の竹添邸は大河ドラマ「篤姫」のロケ地になったところです。座敷には日本刀も飾られて当時の雰囲気がよく伝わります。10年ほど前までは建て増しした屋敷に竹添一家が実際に住んでいたようです。
もう1軒のロケ地には島津斉彬(高橋英樹)などなど出演のロケの様子の写真がたくさん飾られてました。
出水散策のあとは帰り道に水俣駅で途中下車しました。駅前には公害の代名詞ともいえる「水俣病」を引き起こしたチッソの本社がありました。
もちろん今は公害のイメージとは違って、水俣の街は不知火海に面して海の幸にも恵まれたとてもいいところのようです。
歩いて20分ほどの海岸沿いには広大なエコパークがあって、水俣病資料館なども建てられています。港には山から切り出された原木が大量に積まれていました。木造家屋なら何万軒も建てられそうな量です。そしてその先に海岸沿いの遊歩道が続くなごみのスペース。目の前の島の沖遠くには天草諸島がうっすらと展望できました。ゆったりとした気分にしてくれるいい眺めです。
そして最後に海を眺めながら記念撮影。今日も九州のよかところを満喫できたいい旅でした
。
でもぼ〜っとし過ぎたせいか、毎回旅の記録をつづっている今年の手帳をなくしてしまいました。フリースの内ポケットに入れていたので落ちるわけはありませんが、列車で置き忘れたものか????です。
旅専用手帳だから仕事に支障はないけれど、旅先のスタンプなども押されていて毎年大事に保存しているものだけに残念です。ま、しかたないですけどね。
翌日また仕事なので、早めに帰路について夜8時過ぎに自宅にたどり着きました。
で、週末はまた土曜出勤、そして雨の日曜日はこうしてゆったりと過ごしています。