私の福岡レターもいよいよ最終章となりました
今週末は東京への引越し。昨日は夜までひたすら荷物まとめに追われて夕食も忘れるところでした?
それにしても宮城岩手の大地震はすさまじかったですね。今も救出作業が続いている栗駒山の駒の湯にはもう10年以上前に山の仲間と訪ねました。いい山、いい温泉でした。それがあんなに見るも無残な姿になるとは…自然災害の恐ろしさをいやというほど感じましたね。
ここ3年余り地震とは無縁だった福岡。引越しの準備も一段落したので、九州からの最後の旅…に選んだのは、山口の山陰側の名勝地、角島へのバスハイク。そして初めての3人旅の相手は、小倉の家族「知夫里」の大将夫妻です。一人旅も気楽だけどやはりよき仲間との旅はいいですよね。
関門橋を渡って下関から1時間半ほどで北長門国定公園の角島に到着。1800メートルも続く日本で2番目に長い無料の角島大橋を渡ると130年前に建てられた御影石の「角島灯台」が迎えてくれました。
105段のらせん階段を上がって展望を楽しんだあとは、天日干しのいかがくるくる回るみやげ処で記念写真。いか焼きもとてもおいしかったです。
次に角島から1時間山側に入ったところが山口でももっとも歴史のある温泉場「長門湯本温泉」へ。この日のバスハイクは45人の大盛況。アウトドア派の私と違って?参加者の目的は温泉と豪華な食事のようです。まずはカンパイ!でも二日酔い気味の大将は口をつけませんでした。
メインディッシュはこの「あわびの踊り焼き」です。小ぶりながら味は上々、お造りなどなどの花篭御膳も合わせて6,000円ほどの参加費の食事としては大満足でした。
仕上げはもちろん温泉。アルカリ単純泉の湯はしっとりして美肌効果もありそうでした。
温泉街散策中には、30年ほど前に大将が板前をしていたという旅館も発見してなつかしそうに眺めていました。
山口では明るくなっていた空が、関門海峡に着く頃には大粒の雨が降り出しました。この日の旅の終わりは、私の九州紀行のフィナーレともなって、これが別れの涙雨でしょうか?
なんて柄にもないことを言ってる場合じゃありませんね。
東京へ帰ったらしばらくインターネットもつながりませんが、またいずれ隊長レターを再開できる日を楽しみにしています。