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埼玉憲ジーの近場放浪記

2016年にサラリーマン生活から卒業して、窮々自適な年金生活に入りました。百名山と百観音もなんとかやり終えて、隊長けんの武蔵野レターもフィナーレ。家庭と懐事情から遠距離旅も引退やむ無しながら、せめて体が動くうちは、埼玉憲ジーの近場放浪記を続けることにしましょう。
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飛騨白川郷と高山の旅
10月最終の週末は1日休暇をとって2泊3日で飛騨路を車で巡る中高年3人珍道中の旅に行ってきました。
実は4年前から同じ3人で大阪貝塚だんじり祭り、四国道後温泉四万十川、九州小倉別府温泉とそれぞれのルーツを訪ねる旅を共にしてきて、今回がそのしめくくり先輩Kさんのルーツ飛騨金山を訪ねる企画がやっと実現したものなんです。

クライスラー
ドライバーは運転大好きなOさんに1,200キロすべてをおまかせしました。愛車のクライスラーは乗り心地も上々で快適ドライブでしたが最後の最後で落とし穴が待っていました。

五箇山3人
まずは関越道〜上信越道〜北陸道〜東海北陸道と500キロ近くを5時間足らず(昼食含めて)でその昔加賀藩の流刑地だったという富山の合掌造りの里・世界遺産「五箇山」を訪ねました。

白川郷合掌造り
五箇山から南に行くと岐阜県の世界遺産は「白川郷」です。静かだった五箇山から一転して100軒もの合掌造りの民家が点在する大集落の白川郷のメインストリートは人の流れにさえぎられて車がなかなか進めないほどでした。
紅葉の山々に囲まれて稲の刈り終わった田の背景に茅葺きの家が立ち並ぶ景観は、やはり日本の原風景のようで心が落ち着きます。

白川郷展望
歩いて10分ほどの高台からは集落が一望できて壮観です。雨模様でもう暗くなり始めていたので写真はなんとなくボンヤリしていますね。ご容赦を。

囲炉裏端
初日の宿泊はまさに合掌造りの民家「よそべえ」。囲炉裏端の居間で4組が並んで夕食をとりました。オランダからのご夫婦もいてさすがに世界遺産ですね。飛騨牛や岩魚の塩焼きなど地元の名産が並んで気さくなおかみさんとの語らいなど民宿ならではの楽しい空間でした。囲炉裏でいぶされた室内は見事なすすと黒びかりでしたが、部屋や設備は快適でした。

紅葉と雲海
翌日は紅葉なまさかりの白山スーパー林道をドライブ。雨上がりのせいか高度を上げると紅葉の木々の下には下界を包み込んで雲海が一面に広がって朝日にきらきら輝いていました。

ふくべの大滝
途中には落差86メートルの大迫力の「ふくべの大滝」が聳え立つ岩稜から流れ落ちて、ほんとうにしぶきがかかりそうな勢いでした。

高山朝市
昼前には高山市内に着いて、車を駐車場に止めて徒歩で市内観光。正午で店じまいになる有名な朝市も見られてつい名物の赤かぶらの漬物をおみやげに買い求めました。1本7,000円の現地産マツタケも出ていましたが目の保養だけで我慢しました。

高山陣屋
すぐ隣が「高山陣屋」。代官所を忠実に復元したものですがそのスケールは見事で、広大な蔵には数百年の歴史を彩る展示物(本物)が数多く展示されて見どころたっぷりでした。

屋台会館
そこから古い街並みを保存したさんまちを抜けてさらに10分ほど歩いた八幡宮の脇には秋の高山祭りを彩る壮麗なからくり屋台がつい2週間前に出番を終えて、会館内部に飾られていました。祭りの当日はさぞかし賑わうことでしょう。

湯の島館
そしてこの日の泊りは歴史ある日本三名泉とひとつと言われる「下呂温泉」。湯巡り手形で街中を歩こうかと思ったらとんでもない。温泉街を見下ろす高台の奥座敷にあるこれまた由緒ある旅館「湯の島館」が宿泊場所で、なんと平成、昭和両天皇がお泊りになったというところでした。純和風の旅館でゆったりと過ごすことにしました。料理も温泉もお酒も申し分ありませんでした。

ということで最終日はいよいよK先輩のルーツをたどって記憶とカーナビを頼りに飛騨金山周辺を行ったりきたり。おかげで45年前の記憶の中の場所にたどりつけたようでご本人は満足の様子でした。
その後は恵那峡を展望台から眺めてから中央道に乗って一路東京方面へ帰還。天候はイマイチだったけど風景も宿も最高だったねえ…などと話しながら前の車をすっと追い越した途端屋根の上に赤いランプが点滅しておとり走行の覆面パトカーにしてやられてしまいました。まもなくゴールド免許というOさんは怒りながらもスピード違反は事実だからしゃあないやと素直にキップをもらっていました。

最後にとんだオチのついた珍道中でしたが、定年前後のオジサン3人旅は大満足の楽しい3日間でした。
| 隊長けん | | 22:47 | comments(0) | - |
会津磐梯山
先週末に義父が急逝しましてちょうど初七日の土曜日はおとなしく喪に服してなければいけないところでしたが、秋晴れ予報にカミさんのお許しも出たので64山めの百名山「磐梯山」に登ってきました。
もともと会社仲間と裏磐梯にある知人のログハウスに泊りがけ計画があったんですがさすがにそれはパス。新幹線日帰り登山も同行予定者も都合でキャンセル。結局いつものように一人旅となりました。

スキー場から
郡山から磐越西線で猪苗代へ。モーグルのワールドカップも開かれる表登山口のスキー場から左に見えるのが目指す「磐梯山1819メートル」です。

頭上の紅葉
しばらくはゲレンデの道を直進していきます。ふと見上げれば真っ赤に色付いた木々。東北の山はもうほぼ紅葉まっさかりとなっていました。青空とのコントラストが見事でしたね。

沼の平近くから山頂
登山口から山頂までの標高差は1,100メートル。ゲレンデはヘボスキーヤーの私にはすべて上級コースかと思えるような急斜面が続いて、一合目天の庭からは岩まじりの登山道が始まってどんどん高度を上げていきます。
1,400メートル地点で沼の平と呼ばれる湿原に出てその先から眺めた磐梯山は白樺と黄葉の背後に荒々しい火口壁の山肌を広げて、さすが百名山という見事な山容です。

桧原湖
売店が2軒ある弘法清水には黄金清水と呼ばれる水場があって帰りにペットボトルでおみやにしました。そこからまた岩場が続いてしばらくすると硫黄の匂いがただよう稜線へ。北の眼下には裏磐梯の桧原湖が。その東には小野川湖、秋元湖さらに手前に五色沼が見事な景観を見せてくれますが、この日は快晴なれど秋霞?くっきり大展望とはいきませんでした。

山頂
登山口から2時間50分で山頂へ。そこそこ広く360度が開けた山頂は老若男女大勢の登山者で賑わっていました。久しぶりにもしもし(アマチュア無線)やっている声も聞こえました。

吾妻連峰
赤茶けた山肌の櫛が峰の先にはこれも百名山の「吾妻連峰」が広がっています。右のほうの東吾妻山や一切経山、吾妻小富士に登ったのはもう16年前です。
下りは弘法清水へ戻って下山道から途中分岐して赤茶けた「櫛が峰」を迂回して川上温泉まで2時間40分のルート。下りが苦手な私はズッコケないように一歩一歩慎重に進めました。川上温泉は知人のログハウスがあるところですがこの日は不在。そのまま路線バスで猪苗代に戻って車中で一人カンパイしながらおとなしく家路に着きました。
| 隊長けん | | 13:09 | comments(0) | - |
ホイッスル仲間と倉岳山
10月の3連休は初日に山の会の仲間たちと富士山展望の山歩きを楽しんできました。
中央本線の各駅で八王子から40分あまり、大月の手前の鳥沢駅から「高畑山982メートル」と「倉岳山990メートル」をつないで梁川駅までの6時間半(昼食休憩1時間)コースです。

ガスの急斜面
駅に降りたとたんに降り始めた雨は2時間ほど続いて、広葉樹林の急斜面は滑りやすく足元を踏ん張りながらゆっくり歩きました。幼稚園のときから親子で参加していたK君ももう中学生になって久しぶりに元気な顔をみせてくれました。

高畑山頂
沢沿いルートからまた急勾配の斜面を登って2時間あまりで高畑山山頂着。ようやく雨も上がって総勢8名の記念写真です。会の旗もあるんですが今回は自宅に眠ったままです。
無理だろうとあきらめていた富士山も姿をみせてくれました。

目指す倉岳山
ふたつの山を歩くということは当然登り下りがあるということで、目指す倉岳山(写真)も高畑山もなかなか急勾配で頂上付近はとくに危険です。とくに下りは岩や木の根に滑らないように要注意です。

扇山方面
途中の天神山からの眺めも上々。北側には扇を広げたような姿の扇山や道志の山々が連なっていました。

倉岳山頂
穴路峠からは小学生の団体のにぎやかな声に追いかけられながらまた急勾配を上りきってやっと倉岳山山頂へ到着。早々に記念写真撮影してから昼食でした。

倉岳から富士
倉岳山からの富士山は山頂も雲がとれて3776メートルの剣が峰もはっきり見えました。逆光の中ながらズームインで撮影した富士山もなかなかでしょう。
40分ほどの休憩のあとにまた急斜面を気をつけながら下って2時間ほどで無事に梁川駅へゴールイン。まだ木々の色づきには早い時期ですがあと1ヶ月もすればこの山塊も見事な紅葉に染まることでしょう。
| 隊長けん | | 17:36 | comments(0) | - |
野火止用水
20081005135531.jpg
秋晴れに恵まれた週末は山ではなく仲間とテニスの会でした。高松の友人が来るので参加したんですが本人は仕事でドタキャンでした。
日曜は静養でしたが買物のついでに市内の名所平林寺や350年前に玉川上水から引かれた野火止用水路を散策してきました。
| 隊長けん | モブログ | 21:58 | comments(0) | - |
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