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埼玉憲ジーの近場放浪記

2016年にサラリーマン生活から卒業して、窮々自適な年金生活に入りました。百名山と百観音もなんとかやり終えて、隊長けんの武蔵野レターもフィナーレ。家庭と懐事情から遠距離旅も引退やむ無しながら、せめて体が動くうちは、埼玉憲ジーの近場放浪記を続けることにしましょう。
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沿線散歩
20090725155001.jpg
屋久島から帰ったあとの皆既日食は残念ながら雲の中だったようです。東京では雲の切れ間から部分日食が見られましたね。
その後も梅雨が戻ったような空模様で週末も雨予報だったので遠出の計画は立てなかったんですが、思いがけない夏の青空に誘われて自宅から2時間ほどの沿線散歩に出かけました。
武蔵野線の線路づたいに20分ほど行くとウラトコ道路。下をくぐって左にしばらく進むと清瀬の団地です。もう東京なんですね。交番を右に折れて2つ目の信号の先が柳瀬川。一応一級河川です。
河原に下りると多くの釣竿が並び、子供たちも水遊びに興じていました。のどかな夏の風景をしばし眺めていました。
反対側に目をやると川を横切る鉄橋を走る武蔵野線の列車。ここはなかなかのビューポイントですね。
汗をたっぷりかいての12000歩。夏山に向けて少しでもトレーニング続けないといけませんからね。
| 隊長けん | モブログ | 18:22 | comments(0) | - |
屋久島満喫の夏山旅
 ここ何年もあこがれ続けていた日本最南端の百名山、屋久島「宮ノ浦岳」に念願かなって無事に登ることができました。
屋久島は福岡勤務だった2年前に観光バスとフェリーで1泊で訪ねたことはありますが、まったくの観光なのでバスで行ける範囲内のコースだけ…ということでますます山への思いが募っていたところです。
今回はちょっと早い夏休み第1弾で、山の仲間3人とともに東京から3泊4日でメインコースをすべて?回るぜいたくな、でもちょっとハードな行程にチャレンジしました。

屋久島到着
南九州の梅雨明けから数日後の7月16日(木)に飛行機とバスと高速船トッピーを乗り継いで午後3時前に屋久島・宮ノ浦港に到着。もちろん満面の笑みですが、島は雲にすっぽり覆われて蒸し暑さで前途が心配な気分でもありました。
千尋の滝
Oさんが運転を引き受けてくれて、まずは滝巡りのドライブです。千尋(せんぴろ)の滝は、遠めですが巨大な一枚岩を流れ落ちる壮大な滝で、昨年は事故死も起きたところのようです。
トローキの滝
千尋の滝の流れの終着地かと思われるところで、海に直接流れ落ちているのがトローキの滝です。道路から海岸への木立の中を下っていって姿が見えましたが、スケールが小さめなせいかあまり人気はないようでした。
大川の滝
最後の滝は、日本の滝百選にも入っている落差88メートルの勇壮な「大川(おおこ)の滝」です。横位置の写真でスケールがわかりにくいでしょうが、滝つぼまで降りられることもあって迫力は相当なものでした。
海中温泉
初日の観光コースの仕上げは、干潮の時だけ入れるという「平中海中温泉」で汗を流しました。屋久島のちょうど南端、東シナ海と太平洋の大海原を眺めながらの露天風呂はなんともぜいたく、最高の気分でしたが、なにせ着替え場所は岩の上。もちろん?混浴で外人さんや女性たちも入ってきましたがバスローブでしっかりガードしていました。ちなみに階段を下りる3人の入浴シーンも撮りましたがコンプライアンス上問題がありそうなので割愛します。
この日は、登山口に便利な安房(あんぼう)の町のホテル屋久島山荘に宿泊。秋篠宮様も宿泊したという宿ですが、料金も安くトビウオや地元の食材をアレンジしたケンチャン!という煮物、首折れサバの刺身などおいしい料理と屋久島といえば…人気の焼酎「三岳」もたっぷりといただいて、明日がシンパイ…でも9時過ぎには全員バタンと寝入りました。

宮ノ浦へ
2日目はいよいよ待望の宮ノ浦岳です。標高は1935メートルと2000mにも満たない山ですが、九州では1番、西日本でも3本に入る高度に加えて麓から山頂まで、亜熱帯から寒帯までの気候と植生を持つ特異な山でもあり、世界遺産にふさわしい多様な魅力を備えている山なのです。
日帰りルートでまずは淀川登山口までレンタカー。海岸線から一気に1360mまで運んでくれて大助かりです。とはいっても山頂まで往復9時間近い行程ですから甘くはありません。ようやく朝日が射し始めた道を歩き始めました。
花之江河
淀川小屋で朝食を取って本格登山開始。1時間半ほどで山中の湿原花之江河です。ガスが立ち込めて展望はききませんが幻想的な雰囲気はありました。
草原帯
さらに1時間ほど歩くと屋久杉や樹林に囲まれていた登山道から、低い潅木や笹の草原帯ののびやかなコースが続いてきます。
モヤイ像
周囲には巨岩が林立してきて、モヤイ像そっくりのこの岩には驚かされました。それにしてもどうやって岩の上にまた岩が乗っかったんでしょうか?削られたのかもしれませんがやはり自然は不思議です。
山頂間近
歩き始めから4時間近くたって山頂が間近になってきました。上空は青空も広がって途中では大海原も見渡せました。写真真ん中の赤い点は我らの仲間、健脚のOさんです。
山頂
そして10時半、待望の宮ノ浦岳山頂到着。さっそく会の旗を持って記念撮影です。もうこれで思い残すことは…それはちょっとおおげさですが。大ベテランながら初めてのNさん、体力に不安のあったKさんも無事登頂できて感激していました。
ヤクシカ
我々の登頂を歓迎してくれたのか、若いオスのヤクシカが山頂でひたすら草を食べていました。目の前を多くの登山者が通ってもシャッターを押してもまったく動じることなく、ここは自分の庭だと主張しているようです。でもこちらは2年前には出会えなかったヤクシカにこんなに間近でふれあえてこれまた大感激でした。
山頂で1時間近く休んでから同じコースを下山。午後3時40分に登山口に着いて、またレンタカーで紀元杉など見てから昨日と同じ宿に戻りました。もちろん夜も昨日と同じようにおいしい料理と三岳を満喫しました。

鉄橋のヤクサル
3日目はさらに強行軍です。朝3時に起床。4時前にタクシーに乗って昨日と反対側の荒川登山口へ。そうです、屋久島といえば大人気の「縄文杉」見物…とはいってもものけ姫の森「白谷雲水峡」まで9時間以上のほぼ登山ロングコースです。
まっくらな中を歩き始めたトロッコ列車軌道の鉄橋に我々の後から、こんどはまた一目会いたかった「ヤクサル」がついてきました。私がカメラを向けると後ろを向いて赤いお尻を見せました。
ウイルソン株
2時間のトロッコ軌道から山道に入って間もなく、江戸時代に切り倒されたというウイルソン株が祠のある幹に入るとポッカリと上空が開いていました。どうですかね、ハート型に見えますか?カメラマンの腕が悪いからよくわかりませんね。

そして、歩き始めて4時間ほどで超有名な「縄文杉」とご対面しました。実はこの日から道路規制で登山口まではシャトルバスかタクシーだけ。夜明け前にタクシーで来た我々はトップバッターとしてゆっくりと縄文杉を観察できたのでした。
うわさに聞いていた樹齢7000年かという巨木ですが、その人気にたがわず幹の直径が10m近く威風堂々としながら大きく伸ばした太い幹には葉も繁ってまだまだ死なないぞという存在感が漂っていました。横写真を3枚つなげるとなんとか全体が…でもそういうつもりで撮っていないのでズームも角度もバラバラ…相変わらずへたくそなカメラマンで失礼しました。
縄文杉上

縄文杉中

縄文杉下

縄文杉は保護のため展望デッキからしか見られません。人がいないので自動シャッターでの記念写真です。
縄文杉集合

細い岩ゴロゴロの山道を後続組みをすり抜けるように急ぎ足で下って予定より1時間ほど早く、白谷雲水峡との分岐へ。ここからトロッコ軌道と別れて峠道を1時間登り。歩き詰めの足腰にはけっこうきつかったです。できれば周回の散策コースを歩けば苔むして太古の雰囲気に浸れるもののけ姫の森をもっと堪能できたのでしょうが、それでも下山道の周辺もなかなかの雰囲気でした。
白谷雲水峡
後半はまさに雲水峡の名にふさわしく清冽な水の流れと岩と樹林が織りなす景観が見事でした。
なめ滝
急ぎ足でハード行程歩いたおかげで、予定より1時間も早く管理センターに着きました。ここからタクシーで宮ノ浦港へ。そこで築地でなじみの気のいいラーメン屋店主の弟経営しているそば屋へ、のつもりでしたがあいにく我々が着いた時間には店じまいしていました。
しかたなく観光会館2階のレストランで食事をして(おいしかったです)、港のみやげ物店でなんと希少の「三岳」をゲットできて、まさに最高の気分で屋久島に別れを告げました。

この旅の最終日は、せっかくだからということで?同じ鹿児島・指宿にある百名山「開聞岳」に登ることにしました。前日は指宿港に近い温泉民宿泊まり。民宿ながら料理も上々、焼酎もまさに幻の一品が揃っていてビックリでしたが値段もビックリなので遠慮しておきました。
2合目から
バスで1時間近く揺られて開聞登山口へ9時前に到着。途中雨もパラついて雲を被った開聞岳でしたが、朝から思った以上の蒸し暑さに苦労しました。
池田湖
樹林の中を歩いて1時間ほどでようやく木々の切れ目から下界が見渡せました。ガスの中ながら写真のイッシー騒動もあった池田湖。開聞岳展望の長崎鼻の海岸線も見えました。

開聞岳山頂
そこからは岩登り気分の登山が続いてようやく歩き始めから2時間15ほどで山頂到着。ごらんの白い世界で、快晴なら屋久島もバッチリ見えるはずの展望はあいにくでした。
最南端の駅から
とにかく蒸し暑さとぬかるみで汗みどろ手袋とズボンどろんこになりながらやっと下山して、今度はJR枕崎線のローカルワンマン列車に乗って、途中の日本最南端の駅から、今登った開聞岳をシャッターに納めました。やっぱり山頂は完全に雲の中ですね。

指宿元湯
30分ほどで指宿駅に到着。元湯温泉に飛び込んで汗みどろの体をさっぱりと洗い流して身支度も整えてようやくリフレッシュできました。もちろん湯上りのビールは旨かった!
さあ、これで最上の南九州満喫旅もフィナーレです。指宿からは連絡バスで鹿児島空港へ直行。早めの夕食で4人全員での計画完遂を祝して打ち上げの乾杯、それぞれ家族や職場への土産を買って一路羽田へと帰途に着いたのでした。
| 隊長けん | | 19:16 | comments(2) | - |
水元公園散策
待望の屋久島・宮之浦岳登山まであと5日。雨で中止が続いたとはいえもう2ヶ月も山らしい山に登っていないので足腰がめちゃくちゃ不安です。せめて足慣らしということで先週も日和田山を歩きましたが、今日は葛飾の水元公園でたんなるウォーキングをしてきました。
夜の遅い日が続いたもので早起きがつらかったのと週末の予報が傘マークだったので遠出はあきらめていたんですが、土日は雨が降らない予報に変わったので急遽思い立って、母の墓参りの前にせめてもの足慣らしをしたわけです。

葛飾にある水元公園はそばに叔父が住んでいるので名前だけは知っていましたが、訪ねたのは今日が初めてです。武蔵野線を新松戸で常磐線に乗り換えて金町まで1時間ほどで到着。思いのほか近かったんですね。
水元大橋
下町風情の残る金町から北へ15分ほど歩くと荒縄でお地蔵さんをしばって願をかけるという「しばられ地蔵」で有名な南蔵院。そこからすぐに広大な水元公園が広がっています。
水鳥
まさに水辺の公園で、盛りを過ぎた菖蒲園に続いてよしが生い茂る湿原にはザリガニ採りや小魚釣りを楽しむ子供たちや家族連れが大勢いました。
そしてポプラ並木やメタセコイアの森の奥には野鳥の聖地が広がって、バードサンクチャリーののぞき窓の向こうには、ご覧の通りサギやカワウ、カワセミなどたくさんの水鳥が羽を休めていました。まさに壮観でしたよ。
すいれん
さらにこれまた広大な睡蓮池が分散していて、モネの絵画を思わせるような見事な睡蓮が一面に広がっていました。
オニバス
そして公園の南端には都内ではほかにない?野生のオニバスの池がちょうど今日から公開されていました。「オニバスってどんなバス?」とこどもが聞いていましたが、すいれんのお化けみたいなものなんですね。葉は巨大ですがよく見ると小さな花がついていました。
江戸川
公園を一周したら2時間近くかかっていい運動になりました。そこから金町に戻る道筋は江戸川の河川敷。常磐線の鉄橋も見えますね。ここは寅さんのふるさと柴又・帝釈天にもほど近く、河川敷の風景は「男はつらいよ」の映画で何回も見ました。

今日は柴又はパスして、金町に戻って北千住から東武線を乗り継いで亀戸へ。天神様の境内を抜けて、すぐ裏手にあるお寺で母の墓参りをしました。4回目の命日は7月17日。来週ですが、ちょうどその日が宮之浦岳登山日です!そういえば7月17日は先週日曜日に23回忌の法要があった石原裕次郎の命日でもあるんですよね。元気で活発な母だったから賑やかな命日に重なって喜んでいるかもしれません。
| 隊長けん | 日常 | 18:17 | comments(0) | - |
国立競技場で…
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スポーツではなく、なんと石原裕次郎の23回忌法要が行われて、仕事絡みで出席してきました。
幸い晴れたのはいいけど炎天下にスタンド一杯数万人の裕次郎ファンが早朝から詰め掛けて大変な騒ぎでした。熱中症などなければ幸いです。
私は昼前に引き上げましたがまだ続々と人の涙が続いて、夜中まで10万人以上が献花するようです。競技場のグラウンドにお寺を建てるなんてさすが石原プロはやることが派手ですね!
| 隊長けん | モブログ | 12:32 | comments(0) | - |
夏山へ足慣らし
7月最初の土曜日は山の会の例会で丹沢縦走コースを7人で歩くはずだったんですが、昨夜からの雨が残りそうな予報で中止としました。
今朝7時頃目覚めたら雨は上がって日も指しそうな空模様。中止決定は早まったかな?と後悔しつつ、せっかくだからせめて夏山の足慣らしを…ということで西武線高麗駅から歩いて登れる日和田山と物見山を一人で歩いてきました。

花と日和田山
秋には彼岸花とコスモスが一面に咲く巾着田の脇を通って登山口から新緑と岩場をたどって40分で展望台へ。
巾着田
眼下に巾着田ののどかな風景が広がりますが、快晴なら遠望できる富士山はさすがに見えませんでした。
日和田山頂
山頂写真を撮ってそそくさと下山。いったん車道に出てからまた山道を登って本日の最高峰物見山に到着です。仲間とは来られなかったけど、会の旗とツーショットしてみました。
物見山頂
ここから一路下山。20分ほどで車道へ出て、五常の滝を眺めてから終点武蔵横手駅へゴールイン。
五常ノ滝
ちょうど2時間半、8000歩の山歩き。東京タワーほどの低山で夏山のトレーニングには??でしたが、ザックを背負うのが辛かった肩と首もなんとか無事で10ヶ月ぶりに夏山用登山靴も履いて多少の足慣らしにはなったかなと、一応自己満足しておきましょう。
| 隊長けん | モブログ | 14:23 | comments(0) | - |
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