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埼玉憲ジーの近場放浪記

2016年にサラリーマン生活から卒業して、窮々自適な年金生活に入りました。百名山と百観音もなんとかやり終えて、隊長けんの武蔵野レターもフィナーレ。家庭と懐事情から遠距離旅も引退やむ無しながら、せめて体が動くうちは、埼玉憲ジーの近場放浪記を続けることにしましょう。
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18キップで美ヶ原
百名山続きの7月の締めくくりは、青春18キップで信州の百名山・美ヶ原2034mを我が娘と二人で歩いてきました。
美ヶ原は山頂にテレビ搭と高級ホテルが建つ高原リゾートですが、2000mの台地に広大に広がる草原に吹き渡る風はさわやかですが、まずは標高1400mの桜清水登山口から枯葉から岩ゴロゴロへ変化する登山道を辿ります。


可憐な花々に彩られた樹林の登山道を辿る王ケ鼻2008mまでの1時間半はしっかり汗をかきつつ下界の展望を振り返りながらの気持のいいルートでした。


王ケ鼻でエネルギー補給して、ヨーロッパを思わすような?峡谷の上に建つ城塞然とした王ケ頭2034mまで、まさにアルプスの少女の世界に紛れこんだような高原散歩が続いたのです。


山頂ホテルの裏手からは牛や馬が草を食むのどかな牧場の中の遊歩道をゆったり進む高原散歩。



この日の下界は猛暑だったようですが2000mの大草原はまさに別世界。さわやかな涼風が吹き通ってこのまま永住したい気分でした。
後ろ髪を引かれながら牧場を抜けると、登山口から4時間ほどのゴール地点山本小屋は立派な宿になっていて、夏休みの家族連れなどで盛況のようでした。
王ケ頭山頂からは遠くは富士山まで360度大展望のはずでしたが、陽射しはあるものの低い雲に覆われた周囲は近くの山並みがやっと見られるだけでした。
いつでも来られそうな美ヶ原ですが松本からのバス便もほとんどなく、一人ではなかなか来られません。今回は私と同じ青春18キップ好きな娘のリクエストもあって久しぶりのデートが実現。松本から往きはタクシーを奮発して、帰りはバスにしました。鉄道はもちろん各駅停車ということで、朝は5時半に自宅発、帰宅は23時間40分で往復18時間のロングコースとなったのでした。
| 隊長けん | モブログ | 19:25 | comments(0) | - |
哀しい大阪行き
3年前、博多の西部本社で職場を共にした先輩の葬儀で大阪に行ってきました。
当時も貧血の持病があったものの、お互い単身赴任同士で気があって、帰りに一杯や博多山笠祭見物も楽しんでだよき仲間でした。中洲のクラブでご馳走になってカラオケを唄ったのも懐かしい思い出です。
3日前に亡くなる前日まで役員会の準備をしていたということでまさに突然の悲報でしたが、ここ1ヶ月ほどは奥様も同居して通院治療していたとのこと。その甲斐もなく血液のガンに蝕まれて、心臓が耐えきれなかったようです。61歳、現役社長としての早すぎる死は本人が一番悔しいでしょうが、心からご冥福を祈るしかありません。安らかにお休みください。
さすがの私も今日は大阪からトンボ帰りです。
| 隊長けん | モブログ | 15:42 | comments(0) | - |
雨のトムラウシ山
なんと先週の道東3座に続いて、金曜日から2泊3日で百名山のトムラウシ2144mに旅行社のツアーで行ってきました。
先月日帰りで菅平の四阿山に行ったアルプスEPという山旅専門会社のツアーで、もちろん?一人参加です。先週と同じ羽田北ウイング8番に集合すると参加者は6人の小パーティー。7月頭のツアーが中止になったので無理して実施したような??でも私が最年少と覚しきメンバーでなんとなく安心しました。
昼にとかち帯広空港に着いて味噌ラーメンでランチ…どうという味じゃなかったですけどね。
トムラウシは北海道の真ん中にあって穏やかに大きな山容の360度大展望の山ですが、ちょうど1年前には天候激変でなんと8人も低体温症で死亡したところなんです。
先週のように晴天続きならお花畑を楽しみながら、大雪〜十勝の山並みを展望する絶好の山…のはずだったんですが…先週とはうってかわってどしゃ降り山行になってしまいました。

空港から送迎バスで2時間半の東大雪荘は国民宿舎とは思えない立派な宿で広々した温泉は露天風呂のすぐ下を清流が流れ、料理も上々でした。
一夜明けた土曜は3時起床。空模様は…と窓を開けると午後からと言っていた天気予報に反してなんともはやの涙雨でした。
仕方なく慌ててレインウエア、スパッツを出して3時半にマイクロバスで登山口へ出発。ツアーリーダーのNさんとパーティー6人のほか3人が同乗。ほかにも団体バスがいました。
白々明けてきた4時に900mの登山口出発。直ぐに急登になって30分ほどで長く緩やかな登り道が2時間も続きますが、なんとず〜っと信じられないドロンコ道でこの日の雨も手伝って、ズボッ!ドボン!の大ヌカルミでした。スパッツなど役に立たずシリオもゴアテックスも無惨な姿になってしまいました。


山はさほどの急登もなくお花畑、池とう、沢、雪渓など気持のいいルートで晴天ならさぞかし…さすが百名山というところですが、なにせ真っ白な世界で靴の中までグジュグジュでは感激の世界とはいきませんでした。

とにかくひたすら歩き続けてなんと7時間。最後の岩場をよじ登ってやっと81座めの百名山の山頂に辿り着くことができました。
往復路の帰りはさらにドロ沼化した道に悪戦苦闘しながら夕方5時に登山口着。1日の山歩きとしては最長の13時間コースとなりました。山歩きとしては最悪だったものの下りの岩場で大雪山系にしかいないナキウサギの可愛い姿とチチチという声に出会えたのは救いでした。
宿に着いてびしょ濡れ装備をエイヤとザックに押し込んで、まずは露天風呂にドボン。そして今日も豪華な夕食…を前にしながらキリっと冷えた生ビールでなにはどもあれ無事の下山を同行パーティーの仲間たちと喜んだのでした。
ちなみに今回のツアーの参加費用は12万円。単独で来られる山ではないので、まあ仕方ないんですが、やはり同行パーティーは全員百名山ハンターであと2つという男性もいましたが、別パーティーにはトムラウシでめでたく百名山達成という女性がいて、万雷の拍手を浴びていました。
私の記念日は…一応来年の9月が目標ですが、現役サラリーマンの身としてはもちろん仕事優先でなんとか日程調整してみましょう!?。帰りの日曜日はゆっくり朝露天風呂に入ってからマイクロバスで然別湖へ。

遊覧船から太古の森と湖を眺めて白蛇伝説の島もなかなか神秘的でした。霧雨の中を今シーズン最後の北海道の風景を楽しみながらとかち帯広空港に向かい、空港近くでは今や懐かしい愛国から→廃線となったJRの幸福駅にも立ち寄り。それなりの観光地になっていました。
とにかく天気は最悪…でもまちがいなくいつまでも記憶に残るやはり見事な名山でした。
| 隊長けん | モブログ | 10:28 | comments(1) | - |
北海道夢の百名山3座巡り
山の会の7月例会は夢の北海道百名山・雌阿寒岳・斜里岳・羅臼岳に23日で1人、34日で6人の総勢7人が絶好の快晴続きに恵まれて道東の名山と世界遺産を満喫してきました。世間の夏休みからひと足早く7月15日からの北海道は格安航空券と格安民宿・老舗ホテルの特別料金、名ドライバーOさんのレンタカーのおかげでアゴアシマクラと宴会?費用込みで1人当たり6万円(3泊)でお釣がくる幸せな旅でもありました。

初日の雌阿寒岳は歩行開始が昼近くでしたが山頂までは2時間半。


イワブクロやコマクサ、メアカンフスマやイソツツジなどなど花々の写真を撮ったり、


神秘の湖を眺めたり、噴煙が上がる火口の迫力に魅入ったりして14時過ぎに山頂到着。

まずは最初の百名山で記念撮影して16時過ぎに下山。往復4時間で初日の足慣らしは上々でした。

登山口にあるこの日の宿に入る前に山道から見えたエメラルドグリーンのオンネトーまでのドライブも楽しみました。

2日目は斜里までの道すがら阿寒湖、摩周湖。屈斜路湖の観光ドライブ。


とくに霧のない摩周湖の鏡のような美しさと対岸の先の斜里岳、雲海に浮かぶ雄阿寒・雌阿寒・阿寒富士の絶景は言葉も失うほどでした。

斜里岳登山口には9時前に到着。今日も安全登山を祈ってスタートです。

斜里岳は登り3時間50分のうち2時間以上が沢沿いのルート。

深みに落ちないように気をつけながら渡渉を繰り返し滝を迂回しつつ流れの冷水で汗をぬぐったりと久しぶりに沢登りの醍醐味を楽しみました。沢用のゴム靴持参のUリーダーはさすがでした。

山頂ではちょうどこの日が誕生日で感激の面持ちのYさんを囲んで記念撮影しました。

下山後の車からキタキツネに遭遇。物欲しそうにこちらを見ていましたが野生動物にえさをやるのは厳禁です。

2日目の宿の前から形のいい斜里岳の全貌が眺められました。

3
日目は今回の最高・最長・最怖ルートの羅臼岳です。

斜里からのオホーツク海沿道ドライブと朝食タイムにオシンコシンの滝を見物。

そのあとエゾシカ軍団に迎えられて620分に岩尾別温泉(ホテル地の崖)に到着。

6
55分に木下小屋発。ヒグマ多発地帯では鈴だけでなく大声を出しながら進みましたが早々にすれ違った女性ハイカーはなんと1人で3時半に歩き始めたとか。とてもマネできません。

1150
m地点から大沢の大雪渓突入。このために10本爪のアイゼンを買った私ですが雪は直射日光でジュクジュク。

30
分標高差150mの登りも下りもアイゼン不要でした、残念!?。


羅臼平から岩登り1時間で全員無事待望の百名山3座登頂を果たせました。

山頂からはオホーツク海に国後島、択捉島の北方領土も目の前に浮かんで、やはりまちがいなく日本だ!と実感しました。

岩場を慎重に下ってまた雪渓から長い樹林帯を3時間半ほどでやっと木下小屋に到着して3
日間で20時間近く歩いた百名山巡りも無事終了。

下山後ヒグマにも遭わずヤレヤレと思って車に乗り込んだ直後、道路を横切って若いヒグマがすぐ目の前に現われたのです。まあ驚いたのなんのですが、車の中なので安心して声をかけたりしてシャッターを押しました。逃げるそぶりもないヒグマでしたが多分近くに親グマがいたんでしょうね。


そのあと知床峠や知床慕情の碑のあるオロンコ岩を巡って網走湖に向かいました。

仕事で東京帰りのUさんに別れを告げ(見送れなくてゴメン)、6人はホテル網走湖荘の広々した温泉にゆったりと体を沈め、豪華な夕食に舌鼓を打って、最終日はOドライバーの案内で一転した雨の中を網走湖〜監獄博物館〜能取岬観光へ。


とにかく道東・知床のおいしいところを満喫して女満別空港から帰路に着いたのでした。
| 隊長けん | | 15:52 | comments(0) | - |
人形町と谷中
7月に入ってなにやら夏風邪が長びいてセキやら鼻水やらが止まりません。薬の世話にもなってるし、やはり年のせいですねえ(-_-;)
6月末は小倉の大将夫妻の東京見物引率、先週は兄弟そろっての緊急会議で山梨と、しばらくアイウトドアとは無縁な日常ですが、この週末もまた東京下町散策となりました。

市谷から都営新宿線に乗り換えて浜町下車。駅に降りたのも初めて、駅からすぐの明治座も入ったことはありません。 

実は、私のお気に入りの歌い手、石川さゆりさんの舞台があって駆け付けてきたというわけです。
去年も一度ステージを見てすっかりファンになってしまったんですが、今回は明治座の座長公演というだけあって、一部がお芝居、二部がオンステージのワンマンショーという構成です。

開演したら写真撮影禁止、というわけで開演直前の舞台を撮りました。こんな高いところからのショット…そう、私の席は3階席の最後列だったんですが舞台との距離も近いので文句なしです。
舞台も一部の「長崎ぶらぶら節」もほろりとさせる筋立てで見事な熱演。二部のオンステージはまさに日本で一番の歌い手(だと思いますよ!!)の真価を十分に味合わせてもらいました。正味3時間20分の豪華2本立てで5000円なら言うことなしの最高のステージでした。

舞台がハネた後は人形町までのそぞろ歩き。数百メートルの通りは甘酒横丁と名付けられて、婦人用品の店やら懐かしい食べ物屋などが軒を並べて下町情緒たっぷりです。

ここ、浜町藪そばは池波正太郎が明治座舞台の仕事(彼は新国劇の脚本書きだったんですね)たびに通ったという日本そば屋。私もイタワサに天ぷらをつまみにビールと冷酒を味わって、さらに親子煮を食してから仕上げにセイロをごちそうになりました。

いい心もちになってブラブラと横丁散歩。草加屋ではついまたお煎餅を買ってしまいました。
最近この界隈はテレビドラマの「新参者」の舞台になっているとかで、この店でも「ドラマに出たせんべい」が売られていました。

行列のできるたい焼きの店「柳や」でおみやげを買いたかったんですが、ホントに大行列だったのであきらめました。そして甘酒横丁のゴールは人形町駅。その駅前には行列のできる親子丼の名店「玉ひで」がありましたが、親子丼はランチだけなのでパスしました。

これでおしまい、のつもりだったんですが、石川さゆりさんのステージで「夕焼けだんだん物語り」のコーナーがあって、谷中の駅前商店街がモデルということだったので、ついでに秋葉原から日暮里に出て途中下車しました。

日暮里も初めての下車でしたが、北口からすぐのところが東京の下町の代表ともいえる谷中なんですね。そしてその商店街に続く道に石段があってちょうど夕日が沈むころ夕焼けに染まる、ということで夕焼けだんだんと呼ばれているようです。

時間はもう6時過ぎでちょうど夕焼けの頃。じとじと続きだった空もこの日は晴れて絶好の夕焼け日和だったんですが、夕日は太陽に隠れて空がオレンジ色に染まる…ところまでにはなりませんでした。それでも物語のとおり野良猫がのんびり横たわって、駄菓子や惣菜の店が立ち並ぶ谷中商店街はやはり由緒正しき東京の下町情緒たっぷりでした。

素敵な女性、いい舞台、いい歌、いい味、いい街歩きを楽しめた幸せな一日でした。
| 隊長けん | 東京 | 14:25 | comments(0) | - |
ファミリーデー
7月最初の週末は、アメリカテキサスから里帰り中の甥っ子ファミリーの顔を見ながら兄弟4人が山梨の次兄宅に集いました。兄弟が集まったのは母親の3回忌以来だから3年ぶりですかね。
実は全員集合したのには重た〜い訳があって話せば長くなるので止めておきましょう。まあアラカン世代はなにかと家族問題がありますよね。
それはともかく、会計士の仕事で国際結婚のワイフが来られなかったのは残念だけど、9歳のレイ君と4歳のナオミちゃんは可愛い盛り…小学生のレイ君は成績優秀で夏休みが早まったんだとか!?ホントかよ?って感じだけど、さすがに英語がうまかった…あたりまえか〓…二人とも納豆巻が好物なのにはまたびっくり!でした。
夕方自宅に戻ってから、あれこれ晩酌の支度をして待っていると、しびれを切らして食べ始めてまもなく夜8時過ぎに正月以来半年ぶりに都内で一人暮らししている息子が半年ぶりに顔を見せました。今度は親子でカンパイ(^^)/▽☆▽\(^^)。日曜日も朝から仕事だとかでつかの間でしたが、久しぶりに親子の語らいができて佳き日となりました。
偶然昼の部と夜の部でファミリーの集いが重なって盆と正月が一緒にきたような1日となりました。
| 隊長けん | モブログ | 15:43 | comments(0) | - |
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