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埼玉憲ジーの近場放浪記

2016年にサラリーマン生活から卒業して、窮々自適な年金生活に入りました。百名山と百観音もなんとかやり終えて、隊長けんの武蔵野レターもフィナーレ。家庭と懐事情から遠距離旅も引退やむ無しながら、せめて体が動くうちは、埼玉憲ジーの近場放浪記を続けることにしましょう。
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台風の恵那山
台風14号の直撃の心配もあった今日、長野と岐阜の県境にある百名山・恵那山2191mに登ってきました。
金曜日の夜行バスのツアーで、台風のニュースを見ながら中止だろうなと思ってツアー会社に電話したら、あっさり予定どおりです、の答え。気持を切り替えて夜の9時半に新宿西口に向かいました。
小型の貸し切りバスは2人キャンセルがあったもののリーダーを含めて14人の老老男女?が集って、正直驚きました。
22時の出発時は傘なしでしたが、窮屈なシートでウツラ寝をして止まった駒ヶ根SAはもうザンザンの雨でした。仮眠タイムのあと6時前に登山口に着いた時は雨は本降り。
もちろんバス内で全員レインウェアに身を固めて台風に向かって?歩き始めました。我々の前に毎日旅行のツアーが歩いていたんですが、30分の車道歩きの途中でなんと全員引き返してきました。沢の渡渉が増水で帰れなくなる恐れありで中止!とのこと。我らのリーダーはその言葉を気にもせず前進しました。こちらは縦走コースなので帰りに沢は渡らないんですね。そうは言っても台風の中、川のようになった登山道を歩くことに変わりないんですけどね。

広河原登山口からすぐの沢自体は老木のかかったわずか3〜4mの流れでしたが、増水した時の自然の脅威は凄まじいですよね。
1200mの登り始めから川になった登山道を水溜まりを避けながら、ゆったりと進みます。

夜が明けても薄暗い空ですが、沢の奥の稜線は見事な紅葉に彩られていました。青空だったらさぞや絶景だったでしょう。
ますます台風のドツボにはまっていきそうな雰囲気の中で9時45分になにも見えない恵那山山頂に到着。

もちろん?我々パーティーだけです。記念写真だけ撮ってすぐ下山。10分ほどの避難小屋でランチ休憩をとりました。
縦走コースということで下りは登り下りを繰り返しながらの4時間コース。岩場やクサリ場があるわけではないので、歩きやすい道ですが、それでも川のようになった道で木の根や石も滑りやすく気が抜けません。
なにも見えない道を歩き続けて12時を過ぎた頃、雨も上がりガスも切れてきて、ちょうど眺めのいい稜線を歩いている時に紅葉の赤黄とクマ笹の緑にくっきりと彩られた山並みの展望が開けました。

正面には雲の合間に中央アルプス、右手には南アルプスも遠望できました。

雲間の山の紅葉もなかなか幻想的な景観でした。
天候悪化を覚悟していた恵那山ですが、台風が南に逸れたおかげなのか、午後からはちらっと青空も覗く空模様になって、

振り返るとようやく恵那山の山容も初めて眺めることができました。
1550mの鳥越峠からバスが待つ1600mの神坂峠まではわずかな標高差ながら登り下りを何回も繰り返して50分かけて山頂からはやはりちょうど4時間かかって登山口に降り立ちました。
もちろんウェアも靴もザックもぐっしょり。

冷えた手も白くなって力が入りません…となればもちろん!…中津川の温泉施設に直行してゆっくりと露天風呂で体を温めました。当然風呂上がりのビール付きです。バスの中で気持よく只今ブログ作成中です。
まだ諏訪あたりですが台風余波で中央高速はガラ空きです。なんとか21時前には新宿へ到着できそうですよ…本当にこれが中央高速の上りかというほど最後まで空いていて20時40分頃に到着したんですが、ドライバーが西口駅前への道をまちがえて大回り…結局ほぼ21時に無事ゴールインしました。
| 隊長けん | モブログ | 18:36 | comments(0) | - |
山形紅葉の山巡り
こんな時に不謹慎かなあ…とは思いつつ、前から予約してあって天気もよさそうだったので、週末に山形の百名山巡りの旅に出ました。
福島との境を横断する吾妻連峰には何回か行きましたが、肝心の百名山・西吾妻山2035mには未踏だったのでJRの陰謀割安キップを利用して土曜日の新幹線で米沢へ。さらにバスで白布温泉へ出て、ロープウェイとリフトを乗り継いで一気に1850m地点まで上がって、山頂まで1時間40分の楽チンコースでした。


ロープウエイと最初のリフトからは赤黄緑の紅葉が見事でしたが1800mを過ぎる第3リフトではもう針葉樹に囲まれて紅葉はなし。山の植生の変化はすごいですね。
針葉樹林の山道から岩ゴロゴロとなって、人形石広場からはカヤトと笹の草原に木道が続いて秋晴れの中の心地よい緩やかな登り道が続きました。

樹林の中を何気なく歩いていると、フト左に西吾妻山山頂標識が現れてビックリ!人がいなければ通過しそうな百名山でした。でも山頂までのルートは百名山にふさわしい様相でしたよ。

下りは白布温泉までの3時間コースということで池とうの湿原散策などしながら下ったのはいいんですが、

小屋からの分岐を間違えて西大峰のピークまでひと登りしてからやっと気づいて大急ぎでUターン。

なんと1時間近くロスして、あとはほとんどダッシュで3時間半のコースを2時間半で歩いてなんとか白布温泉からの16:38のバスに乗ることができました。ヤレヤレ!相変わらず地図の読めない男は健在です。
米沢からは普通列車50分で山形へ出て5900円ホテルに宿泊。駅前の食堂で、山形名物の芋煮や山形牛刺や野菜類たっぷりのお膳に生ビール、地酒付きの夕食を食べて気持よくベッドに入りました。

日曜日は6時起床。予報では晴れでしたが空はうす曇り。でも雨の心配はなく上々です。今日の目的地は蔵王。スキーらや樹氷見物で何回か来ていますが最高峰の熊野岳1841mには行った記憶がないのでしっかり記録に残すことにしました。
駅前から7:40分のバスに乗って8:15に蔵王温泉着。

8時半の始発ロープウェイで樹氷高原乗換え1660mの山頂駅まで25分。

9時過ぎに木道と岩畳の登山道を歩き始め。地蔵岳からはゆるやかな広い尾根をたどって、近道の岩場を直登。

切り立った岩稜の上に出たところが熊野岳、山頂まで40分のお散歩コース?でした。

そういえばちゃんとした登山装備で歩いていたのは私のほかわずかだったようです。

山頂からは9月に登った鳥海山が遠く、でもどっしりと雲の上に浮かんでいるのも見えました。
ここからは蔵王のシンボル、お釜巡りコースになります。避難小屋からガレ場を下ると馬の背の周遊歩道。

直径360mのお釜はエメラルドグリーンの水をたたえて、強風にあおられて吸い込まれそうなたたずまいです。荒々しい火口壁の土砂が年々水底に堆積して40m以上あった深さが今は27mしかないそうです。
お釜を半周してひと登りしたところが刈田岳。

ここには団体やら外人さんやら大勢の観光客がお釜見物で溢れていました。
私はそそくさと下山。リフトの脇の道を15分でエコーラインの駐車場に11時到着。この日の百名山は2時間でおしまい。いつもこんなに楽ならいいんですけどね!

駐車場からはなんとかみのやま温泉駅まで無料バスが出ていて超ラッキー。山形交通とスキーリゾート、温泉組合などの共同運行で途中ライザリゾートに立ち寄りはあったものの、おかげで当初計画より2時間も早く帰ることができました。

申し訳ないから?ライザでお土産買いましたよ。
かみのやま温泉駅に13時に着いてひと風呂とも思ったけど、15分に新幹線があったし汗もかいてないのでそのまま帰路につきました。
夕方には自宅に着きそうなので、老父のホーム入居準備でちょっと出かけることにしましょう。
| 隊長けん | モブログ | 14:14 | comments(0) | - |
次兄の葬儀
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雨のそぼ降る今日は、山梨の大月で65歳の次兄の葬儀でした。
肝臓ガンで日曜日に亡くなったんですが、入退院を繰り返しながらの闘病生活25年という凄まじい人生でしたが、仕事もなんとか定年までまっとうして、明るい奥方と2人3脚での、けして諦めない前向きな生き方には敬服していました。
病魔との格闘から解放されて、どうぞ安らかに眠ってください。
私も含めて兄弟、親戚で残された奥方が明るく過ごせるように変わらずつきあっていきましょう。
| 隊長けん | モブログ | 15:04 | comments(0) | - |
山の会で那須岳
ホイッスルの例会300会記念山行は、紅葉の那須岳を歩いてから那須山荘でグルメと温泉を満喫する豪華な1日になりました。
今年の幸運を象徴するように16日の土曜日は週間予報を見事に裏切って好天。秋晴れに紅葉の木々や山並みが映えて感動の景観を楽しむことができました。今回は3人のメンバーに車を出してもらって、新幹線組と9時に那須塩原駅に合流。山荘直行のSさんを除く16人がバッチリ勢ぞろいしました。O車を先頭に出だしは順調。木立に囲まれた那須街道を疾走する快適なドライブでしたが、硫黄の殺生石を過ぎてロープウェイに近づくにつれて渋滞が始まり、あと2キロの地点で停滞してしまいました。Nさんの機転でちょうど道端の駐車スペースに車を置いてそこから歩いていくことにしたのです。山の会としてはノープロムレブでした。秋晴れに映える那須岳の岩肌を眺めながら車道をショートカットして遊歩道をたどって30分ほどでロープウェイ駅に着きました。

時刻は
11時過ぎ。計画より40分ほどの遅れで急遽予定を変更。ロープウェイに乗らずに茶臼山をカットして朝日岳、三本槍岳をめざすルートをたどることにしたのです。


紅葉の山を眺めながら林道を歩いて、峠の茶屋でひと休みしてから登山道を歩き始め。


火山らしい赤ちゃけたガレ道や戸渡のクサリ場、大きくえぐれた谷回り道を進んで峰の茶屋避難小屋でランチタイム。

パスした茶臼の中腹から噴煙が上がり、これから向かう朝日岳は鋭角の岩山が迫力十分です。ここは強風の名所でもあり歩き始めと同時に冷たい風が吹き荒れてダウン姿も見られました。

さらにクサリの岩場も続いてさすが百名山の様相の道を
30分ほどで分岐。

ザックをデポして
10分で朝日岳山頂に立ちました。
ここまでは申し分のない天候でしたが、分岐から三本槍へ向かう頃からガスが出始めて、


かろうじて見えていた三本槍の山容も、歩きにくい石ころ階段を下って木道の清水平に着いた時はすっかりガスに覆われて山は影も形も見えませんでした。


道標をたどりながら
30分ほどで突然目の前にぽっかりとした三本槍岳が現れて本日の最高峰1917mの山頂に到着、ガスの中の記念写真に収まりました。

下りは白い世界をそれぞれのペースでひたすら同じルートを逆戻り。
2時間ほどで峠の茶屋駐車場に無事ゴールインしました。
先行したドライバー
3人がわざわざ車を上げてくれたおかげで30分短縮で17時前に宿に到着できました。




 那須山荘では温泉で汗を流したあと直行のSさんと総勢17人が貸切広間に集って食べきれないほどの豪華な和食に舌鼓を打ちつつ、ヌマさんの久保田千寿、クンちゃんの伊佐美 、セーさんの紅白ワインをたっぷりと味わって気分最高。

記念の例会
300会記録冊子に話を弾ませたあとは、なんと広間の大型モニターでカラオケ合戦が始まったのです。もちろん二次会で本格カラオケ大会に突入したことは言うまでもありません。
明けて日曜日は朝食のあと芝刈り組とドライブ組などに別れての自由行動。私は所用があって8時半のバスから新幹線に乗り継いで帰路につきました。 
| 隊長けん | | 22:51 | comments(0) | - |
近畿の最高峰と雨量日本一
10月の3連休は8日金曜日の夕方JALで関西空港まで飛んで10日まで、西日本でまだ残っていた百名山「大峰山」と数年前に一人で訪ねた「大台ケ原山」に山仲間のOさん、Uさんと3人で行ってきました。
関西空港から近い貝塚がOさんの故郷で、主不在の屋敷が初日の宿になりました。Oさんも半年ぶりの里帰りということで、夏を越えた庭は背丈近い雑草に覆われて、山から戻っての草刈りがしんどそうでした。
新幹線で駆けつけたUさんと揃って腹ごしらえの夕食。地元の名産も出て前夜祭が盛り上がり過ぎたかもです。
前夜祭といえば、まさにこの時期は勇壮なだんじり祭りがこの地方の町々で行われて提灯が並び翌日からの本番を待つばかりでした。

9日は5時起床。6時前にOさん親戚の車を借りて奈良の山奥まで3時間の遠距離ドライブでしたが、前日からの雨が降り続いて登山口近くが通行止めの恐れもありましたが、朝のうちはなんとか免れて、名ドライバーのおかげで無事大峰山登山口の行者還トンネル西口1100mに到着しました。

悲しいかな、さっそくレインウェアにしっかり身を固めて9時10分に歩き始めました。
大峰山は世界遺産地域にも入って神聖な修験の山として知られ、険しい縦走路が続くようですが、ここは最短で最高峰の八経岳1915mに向かうルートです。

縦走路の奥駆道までの1時間は沢を渡ってから雨の中の急登が続いて、ぬかるみと水の流れに苦労しながら稜線に着きました。

ここからは緩やかな紅葉の樹林を登っていきますが、雨はますます激しくなって寒さも増してきます。川のような登山道を気をつけながら歩いて2時間弱で弥山小屋1895mへ。

「こんな日に来たらあかん」と小屋番に言われながらトタン屋根に打ちつける雨を避けて腹ごしらえ。愛用の靴の底がはがれたuさんは小屋番さんにヒモとガムテープで緊急修理してもらってました。ザックをデポして空身で八経ケ岳まで往復45分のピストン。

植生への鹿害防御仕切りの中、濁流の道をたどって百名山の山頂に立つことができました。もちろんなにも見えませんでしたけどね。
雨が降り続くと道路が通行禁止の恐れありということで、急ぎ足で下山…したのはいいけど2回ほど木の根に足を引っ掛けて転びそうになりました。

朝よりかなり増水した沢の吊り橋を渡ってまもなく、工程より1時間早く駐車場へ到着。

トンネルを抜けて国道から大台ケ原へ向かうドライブウェイは…なんとまさに通行禁止の標識が道路を塞いでいたのです。
雨は小やみになって、どうしようかと思案していたら様子を訊いたラーメン店主の行けるところまで…という声にそそのかされて同類ドライバーとともにバリケードを?突破して大台ケ原に向かったのです。結果は途中冠水地点もあったものの無事目的地にたどり着くことができました。

この日の宿は「心の湯治館」。濡れた衣類と靴を乾燥室に置いてから個室でゆったり。風呂上がりのビールとヘルシーメニューの夕食を味わって軽い寝酒のあと21時にはフトンに入りました。

日曜日は朝食のあと8時前にガスのかかった登山口1270mを出発。

右回りにまずは百名山の日出ケ岳山頂1695mまで40分。宿から山頂までの標高差わずか125mの楽チン百名山なのでした。

残念ながらここも展望なし。木道や遊歩道が整備されたほぼ平坦なコースを進むうちに天気も回復し、ガスが流れて快晴の青空がのぞくようになりました。


紅葉と笹原、台風で折れて立ち枯れた木々の幻想的な景観を満喫しながら1時間ほどで断崖絶壁の岩場大蛇ぐらに到着。



2筋の滝も見事で目もくらむ展望とスリルを味わいました。昨日雨の中を歩いた大峰山系が見えるはずでしたが、残念ながら山々の上部は雲に覆われていました。
そこからは急降下で谷底の激流の沢から同じ分だけ登り返してやっと登山気分を確認して?トータル3時間15分ほどで大台ケ原山周回コースを歩き終えました。
11時半に駐車場を出発。天気も回復して紅葉の時期だけあって、観光バスや乗用車で大駐車場もいっぱいになっていました。続々上がってくる対向車を横目に下り車線は貸し切り状態。

国道へ出て30分ほどの[杉の湯]でさっぱり汗を流してから隣接の食堂でなんと…735円のうな重(味は1200円くらい??)を食べて、大満足で山旅の仕上げ。
列車で帰るUさんを吉野口の駅で降ろしてさらに2時間ドライブでだんじり祭りで賑わう貝塚市内に無事ゴールインしました。
さらに飛行機の時間までと焼肉までごちそうしてくれたOさんには大感謝の3日間でした。
ツアーも楽だけどやはり仲間と行く山は最高ですね!
| 隊長けん | モブログ | 00:32 | comments(0) | - |
行ったりきたりの1 日
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今週末は久しぶりに山はひと休み。
中野の実家を2往復してから亀戸に母の墓参り。
そこからは定番のスカイツリー見物から浅草散歩を楽しみました。十間橋からの眺めが最高ですが、逆光だったので今回は浅草寄りのなりひら橋からのショットにしてみました。もう470mまで伸びて展望所のかなり上ですね。
実家を2往復したのはまもなく95の老父のケアハウス見学の迎えと送りです。寝たきりになる前に介護付き施設に入ることになって、埼玉の我が家から近いところを選んだというわけです。本人も気に入ったようなので、さっそく申し込むことにしました。
来月あたりからは会社の行き帰りにも老父のご機嫌伺いの生活が始まることになりました。
| 隊長けん | モブログ | 19:31 | comments(0) | - |
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