晴れ続きの東京から大雪の青森下北半島に、JRの大人の休日倶楽部格安キップと観光バスを乗り継いで、一泊二日の温泉旅を楽しんできました。
メンバーは山仲間の気の置けないアラカン4人組です。
土曜日は12月に開通した青森新幹線の始発乗車で朝5時起き。乗り遅れたらもう接続不可という行程で、久しぶりに緊張の夜でした。
大宮駅のはやて車中で無事4人の顔が揃ってホッと一息。ヤアヤアということでなんと早朝から乾杯ビール2本も飲んでしまいました。
新幹線は車窓に日光連山や那須を見る頃から麓にも雪景色が広がるようになり、福島、仙台から盛岡を過ぎてからたっぷりの雪原が冬の旅情を盛り上げてくれました。もっとも私はビールと赤霧島と大吟醸の酔いでうつらうつら状態でしたが。
Yさんのふるさと八戸から先は12月に開通したばかりの路線を通って新青森駅へ。
さすがに早かったけどトンネルが多かったです。
雪に埋もれた新青森から下北へ向かうリゾート列車は展望席もあって快適ですが、凍結で?線路のポイントが切り替わらないというハプニングが発生…でもお湯かけて??無事30分遅れで出発。
雪景色と津軽海峡を眺めながら12時50分に下北駅で下車しました。
ここで女性ガイドの出迎えを受けてびゅうバスに乗り換え。我々を含めて20人ほどのツアーで、途中まさかりプラザで味噌貝焼き定食を食べてから尻屋崎の雪原へ。
下北の代表的風景、雪の下のわずかな草を食べる寒立馬の群れと遊んでから太平洋に面した国道を走って今日の宿泊地ニュー薬研ホテルに到着したのは夕方の5時前でした。
もちろん源泉かけ流しの温泉で、雪に囲まれた露天風呂にゆっくり浸かってから大浴場に入り直してから、夕餉はうれしい部屋食でした。
部屋付きの仲居さんはまだ若葉マークの初々しさ。濁り酒を頼んだらニコニコして、普通の冷や酒持ってきてくれました。
この宿特別価格で1泊わずか7500円なんですが、刺身、ホタテにぎり、貝焼き、焼き魚に鍋、イカ墨うどんなど盛り沢山の料理に大満足!…
でもさすがに大間のまぐろはなかったので、4人で一人前3000円なりを追加注文しました。大物は全部築地行きのようですが、やはりとろけるような味わいは絶品でした!
昼間から続いての酔いで酒宴も早々にお開き。10時過ぎには全員もう夢の世界でした。
翌朝は睡眠たっぷり。
軒下にはおおきなつららが垂れてその重みで?軒も壊れていました。
この日は青空も覗く旅日和に恵まれて、朝風呂のあと朝ビールと正しい朝食をとって、
記念写真の後9時のびゅうバス大間号に乗りました。
海沿いの国道を北上して下風呂温泉に泊まった客が同乗して、総勢29人で本州最北端の地、大間崎に向かいました。
大間まぐろの名所は北海道からわずか17キロ、手が届きそうなところに白い恵山やポッカリと函館山も望める下北半島のてっぺんでもあったんですね。
伝説の巨大マグロと同サイズのモニュメントとまた記念写真。
立ち寄った漁港にはカスベや小サメが揚がっていましたが、まぐろの姿は残念ながら見られませんでした。
半島を西に回った砂井の食事処で待望のまぐろ丼のランチ。大間のマグロかどうかは??ですが、十分満足の味でした。もちろんビール付きです。
その後は昨日ランチを食べたまさかりプラザでまたお土産タイムのあと、最北の駅大湊からリゾート列車に乗り込んで、言うまでもなくなく、
夕日の津軽海峡を眺めながら?仕上げの車内宴会に突入したのでした。