クリスマスの3連休は、第2のふるさと小倉へ里帰りしてきました。
木曜日夕方の便で北九州空港からバスで40分のはずが、高速出口の大渋滞で1時間近くかかって、小倉駅前ホテルにチェックインしてからデパートに寄り道したせいもあって懐かしの「知夫里」に着いたのは20時近くになりました。
でも大将、女将さんにサダちゃん、シンちゃんの笑顔を見たとたん、我が家に帰ってきたような温かい気持ちになりました。
今回はなんと、花の中年独身貴族サダちゃんの傍らにうら若き女性が座っていてビックリでした。なかなか紹介してくれなかったのでヤキモキしながら楽しそうな語らいに耳を傾けましたが、なにやらホンモノムードで、いつもなら最後までつきあってくれるサダちゃんが早めに彼女と連れ立って帰っていきました。
でもこちらは手ぶらなのに私にお土産をいただいてしまいました。羊羹のように甘い関係が実を結ぶことを祈りましょう!
その代わりといっては申し訳ないけど、私と同い年で定年後関連先に転職したシンちゃんがカラオケまで付き合ってくれて、4人で深夜までたっぷりと親交を温めました。
翌日は九州まで来たというのになぜか?広島まで九州新幹線のさくらに乗って岡山に近い福山で下車。
風光明媚な瀬戸内海の鞆の浦を訪ねました。
ここは幕末の英雄坂本龍馬のいろは丸が沈没してしばらく隠れ住んだ港町でもあり、龍馬ゆかりの史跡やいろは丸から引き上げられた用具展示館なども見所です。
私は、まずは平成のいろは丸が船名の渡し船で仙酔島に渡って島内巡り。
独特の地層の岩肌が地殻変動を物語り、
展望台からの眺めはまた絶景でした。
その後は幕末の香りを残す町中を散策。広壮な商家に当時の繁栄を偲び、
いろは丸展示館で坂本龍馬の当地での行動を知りました。
仕上げは龍馬が訪れた船宿で鯛うずみ丼(白いご飯の奥に野菜どっさりの五目飯と鯛の漬けなど)を食べて、バスで福山駅前に戻りました。
駅前の福山城を見学してから、15時に中学時代の友人と待ち合わせ。彼が総支配人を務める神石高原ホテルに向かいました。
地元の造船会社が経営するリゾートホテルは標高600mの山頂にあって、避暑地として人気のようですが、おだやかな山並みと瀬戸内海を眺めながらゆっくりとクリスマスを過ごすのもいいものです。
広大な敷地の中には日本庭園や4つもの茶室が備えられていました。
還暦男ふたりでシャンパンじゃムードもないけど、まあたまにはいいものです。おいしい和食と日本酒をご馳走になって早めに就寝。
一夜明けた24日は朝焼けから間もなくしんしんと雪が降り出して、まさにホワイトクリスマスになりました。イブのホテルは予約でいっぱいとのことでした。
でも、そんな世界にはとんと無縁な私は、早々に友人の車で町へ下りて、また新幹線で福岡へUターンしました。
小倉を通過して終点博多下車。
この3月にリニューアルした博多駅構内や周辺を散策。前の職場への顔出しはバスして、地下鉄で天神まで出てから、高速バスで小倉に戻りました。
まだ昼の1時頃だったので小倉競馬場前で途中下車。ここも以前は大将たちと弁当もってよく来た懐かしの地です。
ちょうど今小倉で中央競馬が開催中。せっかくなので1年ぶりに馬券を買いましたが、後半の5レースすべて大はずれでした。
あとは翌日の中山の有馬記念に期待することにしましょう!
競馬場からはモノレールで小倉市内へ。
みぞれまじりの寒空の下で東京土産を買ってから、小倉城とイルミネーションを見物してから、夜のとばりの中を知夫里ののれんをくぐって、また大将の絶品料理と女将さんお酌のビールや焼酎を堪能しました。
さらに、なんとまたまた3人でカラオケスナック「なるなる」へ出かけて里帰り最後の夜をたっぷりと楽しんだのです。コスプレ3人組にカメラも手ブレしてしまいました。
最後の夜をたっぷり楽しんだ翌朝は、お二人からの土産で膨らんだバッグを抱えて北九州空港から羽田へ一直線。
3泊4日の北九州、瀬戸内海への旅もあっという間にフィナーレを迎えてしまいました。(-.-;)y-~~~