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埼玉憲ジーの近場放浪記

2016年にサラリーマン生活から卒業して、窮々自適な年金生活に入りました。百名山と百観音もなんとかやり終えて、隊長けんの武蔵野レターもフィナーレ。家庭と懐事情から遠距離旅も引退やむ無しながら、せめて体が動くうちは、埼玉憲ジーの近場放浪記を続けることにしましょう。
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駅からハイクで下野小金井
 いよいよゴールデンウィークとなりました。天気は平日の3日がぐずついて休日はすべて晴れマークと絶好の予報なんですが、私は遠出の予定もなく近場散策の日々を過ごすつもりです。
まず初日は先週に次いで、JRの駅からハイキングで、宇都宮線小山駅の2つ先の小金井駅から、「咲き乱れる八重桜と天平文化の風かおる歴史探訪」に参加しました。

まずは駅前の観光案内所で受付。9時の受付から間もない時間なのにもう20人近くがスタートしていました。もちろん老老男女が大半です。

大きな鉄道車輪が展示されている駅前ロータリーから歩き始め。予報どおり快晴ですが風が強いので帽子が飛ばされそうです。

ほどない道路脇の日酸公園には一面のつつじと古い列車の展示も。案内所といいこの町はポッポが観光の売り物なんでしょうかね。

街並みがとぎれるともう周囲は見渡す限りの田園風景。はるか奥には雪を被った日光の男体山と白根山が見えていました。

今日のコースのメインスポットがここ、天平の丘公園と国分寺跡の旧跡です。街道から公園まで八重桜がまさに咲き乱れるようにたくさん植えられていましたが、さすがにもうかなり散っていて、その分公園や歩道がピンクのカーペットのように彩られていました。

せっかくだから公園の花まつり会場でひと休み。八重桜に囲まれた広場にはステージもあって歌謡ショーも開かれるようです。

広場の周りにはグルッと出店が17件も並んで、いちおしグルメ選手権と銘打ったイベントもあったようです。私はこのあじ味という店の自慢・牛すじ煮込み300円を食べましたがトロとしていて本当に美味しかったです。飲み物はお茶だけにしました。

公園の中には坊ちゃん列車も走っていましたが、乗っていたのはやはり老老男女が多かったようです。

公園の中にある古民家風の休憩所・夜明け前がチェックポイント。ここでスタンプを押してからゴールに向かいます。

公園からは紫式部の墓…と伝えられるところやいくつもの古墳を巡って姿川の橋を渡って折り返し。菜の花が揺れるのどかな土手沿いを30分近く遡上して往路と合流しました。

運動公園近くの温泉はパスして一路小金井駅へ向かうゴール間近に、慈眼寺という徳川家ゆかりの寺があって、境内には四国八十八霊結願の碑と弘法大師の像が立っていました。足の石もあったので、足腰がいつまでも丈夫であるようにお祈りしました。

スタートから3時間余りで小金井駅へゴールイン。風は強かったけど、のどかな田園風景の中の散策は気分上々の小さな旅でした。
ホームのベンチで持参した軽食を食べてそのまま湘南新宿ラインに乗って帰宅…の前に父の老人ホームでしばしご機嫌伺いしてから帰りました。
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ということで、老人ホームに寄ったらちょうど姪っ子もわざわざ来てくれて久しぶりに顔を合わせました。ロビーにはもう5月人形が飾られていたのでおまけに載せておきます。
| 隊長けん | | 21:56 | comments(0) | - |
駅からハイクで江戸川と流山散策
4月20日の土曜日は山仲間と山梨の山に行く予定でしたが、雨予報で中止になりました。
それでもせっかくの週末をもったいないので、雨は午後からという予報を信じて、JRの駅からハイキングに参加してきました。

期間限定コースで近場を選んで武蔵野線南流山駅に9時半到着。受付開始時間には同好の老老男女が大行列でした。
今回のテーマは「江戸川土手の菜の花、歴史ある流山本町散策」3時間コースです。

町中をしばらく歩くと江戸川の土手に突き当たり。菜の花ももう盛りは過ぎたんでしょうが、桜と違って長い間目を楽しませてくれます。

土手を上がると広々した河川敷が続いて、サイクリングロードに散策路。川沿いには草野球場や広場があって市民の憩いの場になっているのでしょう。まさに寅さんの世界ですね。

江戸川沿いを歩いて、渡し舟の船着場跡から一旦土手下に下りて町中へ。赤城神社には県内随一600キロもの大しめ縄が鳥居に奉納されていました。

神社と隣り合わせの光明院には盛り間近の藤棚があり、このあたりは小林一茶が立ち寄ったゆかりの地ということで、句碑や記念館も立ち並んでいました。

光明院の境内にはもう立派な鯉のぼりが飾られていましたが、今日はほとんど無風で泳ぐ姿は見られませんでした。

江戸川に沿った小道を進んでいくと、日本一の醤油メーカー・キッコーマンの流山工場が出現。流山はもう野田と隣り合わせですから、キッコーマンの地元なんですね。

醤油工場の角を曲がってまた江戸川土手を散策。ここらは土手からすぐ近くに川面があって、やはりのどかな風景は心が和みます。
海から29キロの看板地点で土手を下りて町中へ。ここから南流山駅へUターンです。

幹線道路からちょっと江戸川側に入ったところにある浅間神社には富士山の浅間神社が由来ということで、ミニチュアサイズながら一合目から山頂まで続く富士塚がありました。私ももちろん登りましたが。以前東京千駄ヶ谷でも富士塚にも登っていて、けっこう各地にあるんですよね。

幹線道路に戻って、ちょっと今日のコースを外れて流山電鉄の流山駅に寄り道しました。
そういえば武蔵野線が40周年ということは、私が学生時代にテニスの合宿で江戸川台に来たときはまだ武蔵野線開業前で、たしか東京から最後は流山電鉄を利用したような記憶がよみがえってきました。

ここ流山は、新撰組の近藤勇が追っ手を逃れて辿り着いたところでもあるようで、酒造家の蔵に最後の陣を敷いて、結局新政府軍に捕えられたいわば終焉の地だとか。
と書きながら、この写真は陣屋跡を通過して、駅に程近い幹線道路沿いの魚市場です。新潟の寺泊港から直送という看板につられて、あれこれと晩酌の肴を買い求めました。今晩の一人反省会が楽しみです。

スタートからちょうど3時間で南流山駅へゴールイン。日差しもなく肌寒い日和でしたが、なんとか雨がまだ降り出さないうちに歩き終えました。
そのまま自宅最寄り駅まで45分。ちょうど小雨が降り出したところで自宅にホームインしました。
| 隊長けん | | 15:15 | comments(0) | - |
公園の藤棚とつつじ
関東一円の桜の見頃は終えてしまいましたが、ちょうどこれからが見頃とはいってもさすがに今年の東北遠征はあきらめました。
でも、桜が終わってもやはり春は花の季節です。
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4月14日の日曜日。父の老人ホームに向かう道すがらの児童公園に薄紫の藤棚を発見して、ちょっと寄り道。ちょうど見頃の色合いでなかなか見事でした。
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週半ばの昼休み。職場近くの公園にはたくさんのつつじが植えられていて、これはどこにでも見られるものですが、やはりちょうど見頃を迎えた花の姿は美しいですよね。
| 隊長けん | 日常 | 14:43 | comments(0) | - |
歌舞伎座から築地
4月12日の金曜日は仕事と帰りの止まり木として3年近く週1回ペースで通っていた竹ノ塚の家庭料理の店「こりん」の閉店お別れ会でたっぷりと名残を惜しんで深夜帰宅。
土曜日は久しぶりに春らしい青空に恵まれたお花見日和だったんですが、さすがに桜を追いかけて東北というわけにもいかず、それでも朝6時になんとか起き出して、こけら落としで大賑わいの歌舞伎座に出かけました。

そういえば歌舞伎座とも3年ぶりのご対面です。見事なまでに建て替え前の外観どおりに仕上げた建物は、やはり伝統文化の拠点としての姿を残して心が和みます。でも新装歌舞伎座はなんと29階
のタワーと繋がっているんですよね。

こけら落としの演目は1日3部構成でおめでたいおなじみの18番が続きますが、11時からの第1部は、まさに最初ということであでやかな鶴寿千歳の舞踊と余りの早世した18代勘三郎に捧げるこれも賑やかなお祭りとせ玉三郎ほか花形役者揃いの熊谷陣屋の3本立てです。

もちろんこけら落とし興行は4,000円から2万円のチケットすべて完売でとても普通には観られませんが、歌舞伎座のいいところは当日売りで一幕見なら先着150人ほどが2000円で入場できるんです。ということで11時からの舞台を観るために私は6時起きして8時過ぎには歌舞伎座に到着。
その時間でももう38番目で9時過ぎにはもう売り切れとなりました。

2時間以上立ちんぼでようやく10時20分過ぎに入場。4階席直通の専用エレベーターで一幕見席に直行。もちろん一般席のロビーや売店にも行けないのでせめて写真で場内の様子をパチリ。客席がさらに急勾配になったおかげで、以前は3階席からもほとんど見えなかった花道が4階席からも見えるようになりました。
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開幕直前の様子を携帯で撮りました。もちろん開幕後は写真撮影禁止なので場内の様子はここまで。このあとすぐに坂田藤十郎と市川染五郎のあでやかな舞踊、三津五郎、橋ノ助や故・勘三郎の息子2人に孫も加わって賑やかなお祭りと続いて1時間弱で2,000円コースのお開きとなりました。
でもやはりたまには歌舞伎見物もいいものですね。

12時過ぎに築地までブラブラ散歩。職場のすぐ前の公園には、とっくに散ってしまったはずの桜が1本だけまだ花をつけていたのでビックリ。思いがけず今年最後の?花見を楽しむことができました。

桜の花の奥には43階建ての聖路加タワーがそびえています。そのすぐ先が隅田川。市場もある築地界隈もまた昔ながらの風情を残すところです。
この日は決算の大詰めで出勤している経理部にかつサンドを差し入れしてから銀座へ。映画「相棒」を観てから帰路に着きました。文化の日ながら思いがけないお花見もできてよき1日となりました。
| 隊長けん | モブログ | 09:11 | comments(0) | - |
白石城と名残の桜

 4月の1週目は年に1回の出張で静岡と仙台の支局を訪ねるのが恒例となっています。
今年はまず4日の木曜日に静岡へ行きましたが、駿府城の桜は見事に散り終わってお堀に花びらさえも残っていませんでした。これでは週末の駿府城公園まつりも盛り上がらないでしょうね。
そして翌日の5日金曜日は仙台です。
大宮駅から乗車したのははやて号ですが、連結された前方の車両はダイヤ改正で走り出した秋田新幹線のニューこまちです。

たまたま時間を見て選んだだけでしたが、ニューフェースも見られて、日本新記録の時速316キロも体験できて(どの区間で出るのかは??ですが…)ラッキーでした。
ともあれまずは仕事第一。支局での仕事を終えてから担当者と牛タンランチを供にして業務終了。昨年は仙台工場や配送会社も訪ねましたが、今年はパスしてちょっと立ち寄りしながら帰路に着きました。

在来線の東北本線に乗って南下。車窓からは桜の名所、千本桜の大河原桜並木が見えましたが、今年はまだまったく咲いていません。東京や静岡とはこんなに違うんですね。

降り立ったのは白石駅。蔵王連峰の玄関口ともなりますが、白石城は桜の名所としても知られています。

街中を歩いていると壽丸屋敷(すまるやしき)の門に八重とゆかりの戊辰戦争展の看板。誘われて明治に建てられた商家だったという屋敷に入ってみました。

屋敷の部屋には新島八重の多くの写真や戊辰戦争の記録に甲冑や刀剣(イミテーションですが)などが展示されていてなかなか楽しめました。

堀が巡らされた通りを歩いていくと民家の庭には見事な枝垂桜が咲いていました。

その先には立派な門構えの武家屋敷。屋敷は小じんまりしていましたが、庭には草木が鬱蒼と生い茂り屋敷の周囲を堀が巡っていて景観は見事でした。

武家屋敷からちょっと引き返して神明社の鳥居から大手門をくぐって石段を登った先に白石城の天守閣がそびえていました。
伊達家の名参謀片倉小十郎の居城として歴史の舞台に残る名所ですが、平成7年に復元された今の天守閣も史実に忠実に再建された木造城郭建築は日本最大級のようです。

天守閣からの眺めも上々。桜で埋め尽くされる場内ですが、まだ少し色付いた程度という雰囲気です。

ご覧の通りやっとつぼみから1分咲きというところ。今年は早いかなあと期待していましたがちょっと当てが外れました。

一応記念に天守閣とツーショットを撮っておきました。
ここからは新幹線の白石蔵王駅まで2.5キロを急ぎ足で歩いて、予定通りの新幹線で帰宅できました。

4月最初の週末は西から徐々に大雨と最大30mの強風が近づいてきて台風並みの荒天予報。
また、青春18キップで東北の桜を訪ねようと思っていましたがあきらめて、まだ日差しも残っている午前中に隣り駅まで行って黒目川の桜を訪ねました。
当然もうかなり散っていますがなんとか花も残っていて、川と鉄道とのコラボショットで名残の桜を楽しみました。

臨時のボート乗り場から中州へ降り立つと、川の両河岸がそれなりに見事な桜並木になっていて大勢の人波で溢れるはずなんですが、荒天予報でボートも中止、屋台村も駅近くの広場に移動してしまいました。

ソメイヨシノはもうかなり散ってしまいましたが、八重桜はまだしっかりと満開の花をつけて目を楽しませてくれました。

この時期はちょうど菜の花も見頃。菜の花の黄色とピンクの桜と鉄橋を走る列車。これもまた春ならではの風物詩ショットです。

| 隊長けん | | 09:15 | comments(0) | - |
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