4月20日の土曜日は山仲間と山梨の山に行く予定でしたが、雨予報で中止になりました。
それでもせっかくの週末をもったいないので、雨は午後からという予報を信じて、JRの駅からハイキングに参加してきました。
期間限定コースで近場を選んで武蔵野線南流山駅に9時半到着。受付開始時間には同好の老老男女が大行列でした。
今回のテーマは「江戸川土手の菜の花、歴史ある流山本町散策」3時間コースです。
町中をしばらく歩くと江戸川の土手に突き当たり。菜の花ももう盛りは過ぎたんでしょうが、桜と違って長い間目を楽しませてくれます。
土手を上がると広々した河川敷が続いて、サイクリングロードに散策路。川沿いには草野球場や広場があって市民の憩いの場になっているのでしょう。まさに寅さんの世界ですね。
江戸川沿いを歩いて、渡し舟の船着場跡から一旦土手下に下りて町中へ。赤城神社には県内随一600キロもの大しめ縄が鳥居に奉納されていました。
神社と隣り合わせの光明院には盛り間近の藤棚があり、このあたりは小林一茶が立ち寄ったゆかりの地ということで、句碑や記念館も立ち並んでいました。
光明院の境内にはもう立派な鯉のぼりが飾られていましたが、今日はほとんど無風で泳ぐ姿は見られませんでした。
江戸川に沿った小道を進んでいくと、日本一の醤油メーカー・キッコーマンの流山工場が出現。流山はもう野田と隣り合わせですから、キッコーマンの地元なんですね。
醤油工場の角を曲がってまた江戸川土手を散策。ここらは土手からすぐ近くに川面があって、やはりのどかな風景は心が和みます。
海から29キロの看板地点で土手を下りて町中へ。ここから南流山駅へUターンです。
幹線道路からちょっと江戸川側に入ったところにある浅間神社には富士山の浅間神社が由来ということで、ミニチュアサイズながら一合目から山頂まで続く富士塚がありました。私ももちろん登りましたが。以前東京千駄ヶ谷でも富士塚にも登っていて、けっこう各地にあるんですよね。
幹線道路に戻って、ちょっと今日のコースを外れて流山電鉄の流山駅に寄り道しました。
そういえば武蔵野線が40周年ということは、私が学生時代にテニスの合宿で江戸川台に来たときはまだ武蔵野線開業前で、たしか東京から最後は流山電鉄を利用したような記憶がよみがえってきました。
ここ流山は、新撰組の近藤勇が追っ手を逃れて辿り着いたところでもあるようで、酒造家の蔵に最後の陣を敷いて、結局新政府軍に捕えられたいわば終焉の地だとか。
と書きながら、この写真は陣屋跡を通過して、駅に程近い幹線道路沿いの魚市場です。新潟の寺泊港から直送という看板につられて、あれこれと晩酌の肴を買い求めました。今晩の一人反省会が楽しみです。
スタートからちょうど3時間で南流山駅へゴールイン。日差しもなく肌寒い日和でしたが、なんとか雨がまだ降り出さないうちに歩き終えました。
そのまま自宅最寄り駅まで45分。ちょうど小雨が降り出したところで自宅にホームインしました。