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埼玉憲ジーの近場放浪記

2016年にサラリーマン生活から卒業して、窮々自適な年金生活に入りました。百名山と百観音もなんとかやり終えて、隊長けんの武蔵野レターもフィナーレ。家庭と懐事情から遠距離旅も引退やむ無しながら、せめて体が動くうちは、埼玉憲ジーの近場放浪記を続けることにしましょう。
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山の会で山梨滝子山
久しぶりの山歩きは、海の日3連休の初日13日の土曜日に、やはりホイッスル仲間7人で山梨の大蔵高丸から滝子山の6時間歩きに行ってきました。

ちょうど1年前に夏山歩きに備えたトレーニングで一人で滝子山を歩きましたが、今回は甲斐大和駅からタクシーで山並みをぐるっと回った湯の沢峠まで行っての縦走コースです。
でもタクシーのおかげで出発地点はもう1500Mを越えていてなんとなく得した気分です。

峠からはお花畑から続く気持ちのいい草原を辿ります。正面が大蔵高丸です。標高と曇り空のせいか気温も20度台で猛暑の下界からすれば別天地です。

歩き始めて間もなく世界文化遺産の富士山が見えてきました。今日は曇り空ですが墨絵のように浮かび上がって趣があります。

最初のピーク大蔵高丸1781Mまでは30分。ここが今日の最高地点です。まだまだみんな元気いっぱいの笑顔です。

また草原歩きが続いて姿を見せてくれた富士山ですが、もうほぼ雪が消えて、山頂には雲がかかり始めました。そういえば今日富士山に行っているはずの会計士さんは今頃どこでしょうか??

30分歩いて二つ目のピークはハマイバ丸1752M。漢字では破魔射場丸と書くようですがなんとも奇妙な名前ですね。このあたりの山は○○○丸が多いんですがきっと由来があるのでしょう。雨もポツポツ降り始めたのでレインウエアを着ると上がるというジンクスに倣ってやまちゃんはポンチョ装着。私はザックカバーだけにしました。

ここからは縦走らしく一気に長い下りが続いて、野ばらの木があちこちにあって思わずトゲにつかまりかけては手を引っ込めました。ふと見上げると目指すピークの上に富士山が顔を出していました…見えるかな?

1時間近く歩いて第三のピーク大谷ケ丸1643Mに到着。幸い雨も上がって、ちょうど12時になったのでランチタイムにしました。

大谷ケ丸からまた標高差100M近く下って鎮西ケ池の元水場でひと休み。ここも由緒ある所でしょうが調査不足で不明です。

最後の登りをガンバって1時間余りで滝子山1590M?山頂に到着。この標識には1620Mと書いてあって、反対側には1610Mと1590Mの表示も…いったいどれが正しいのでしょうか??それはともかく、標識の背景は富士山です。

やまちゃんが一人でいたので記念に富士山とツーショット。帽子がお愛嬌ですね。

三つ峠山と富士山のツーショット。雲も取れて山腹にちょっぴり雪渓らしきものが見える富士山ですが、世界遺産になった今年は例年の2倍の登山者が見込まれるとか…混雑振りを想像するだけでクワバラです。

15分ほどの滞頂後に下山開始。実はこの3時間近い標高差1100M以上の下山が今日の最難関。尾根筋から沢沿いへ下るルートですが急勾配が続いて怠け癖のついた膝と太股にこたえます。
途中から初狩駅直行の旧ルートを避けて、登山道短縮で車道歩きの比較的最近整備されたルートを下りましたが、その分勾配はさらにきつくなったようです。

ようやく2時間ほどで車道に下りて、中央高速の下から甲州街道へ。山の麓には中央本線が走っています。筋肉痛のくんちゃんとサポーターのぬまさんグループ4人からひと電車早く、私とウエさん、オカさんの3人が列車に乗車。

目的地はもちろん、隣りの大月駅からほど近いホイッスル御用達の「正華」です。
駅前トイレでTシャツを着替えてさっぱりしたところで、一足先にカンパイ!…そして20分遅れで合流した4人と合計7人勢揃いでもう一度カンパイ!!
定番餃子からあれこれのスタミナメニューと1升瓶のいいちこでたっぷりと反省会を楽しみました。 
| 隊長けん | | 10:55 | comments(0) | - |
大人の休日2会津八重の旅
 17000円で4日間乗り放題の大人の休日きっぷ旅は北東北から日曜日に帰ってきて、月曜日は会議などの予定もなかったので休暇をとって、日帰りで会津若松に行ってきました。

2年前にも訪ねた会津ですが、今回は駅からハイキングに便乗して大河ドラマ「八重の桜」ゆかりの地を散策しました。

会社を休んで来たせいか?11時前に下車した会津若松駅前はどしゃ降りでした。とりあえずハイキングの受付をしたものの、どうしたものかとしばし佇んでいましたが、多少小振りなったころあいを見て歩き始めました。戊辰戦争西軍の墓地を通り、チェックポイントの町中伝承館を過ぎて野口英世通りへ。ここかしこに八重の桜のポスターが貼られていました。

鶴ケ城近くには戊辰戦争終結の地の看板がありましたが、その横の白壁の建物は宮泉酒造の酒蔵と物産館。地元の銘酒の利き酒に誘われて3杯ほどご馳走になりました。

すぐ先には、会津藩の家老西郷頼母の屋敷跡。広大な敷地だったようですが、戊辰戦争では頼母一族の女性21人がそろって自害したという凄惨な悲劇の舞台でもあります。

そして見事な五層の鶴ケ城天守閣。もちろん近年に建て替えられて、場内は観光スポットの趣ですが、それはそれとしての楽しみもあり、創建当時を象った天守閣の景観はやはり見事です。

一応証拠写真でで天守閣とツーショットしました。

天守閣の上部からは会津が360度一望できます。天守閣から繋がるこの長大な長屋も鶴ケ城ならではです。

そして、雲の下写真の真ん中辺りの小高い山が、白虎隊の少年たちが自害した悲劇の地飯盛山です。天気も悪かったので今回は眺めるだけにしました。

鶴ケ城がハイキングのゴールになったので、そこからは循環バスで駅へ向かいました。循環だけあってなんとなく観光スポットを巡ってくれたので得した気分になりました。

会津若松駅ビルのそばやでヘルシーな大根さらだそばのランチ。時計とニラメッコだったので生ビールはパスしました。

帰りの磐越西線は快速会津ライナー。車体には八重の桜の主役綾瀬はるかのりりしい姿が飾られていました。

猪苗代から車窓の磐梯山。雨は上がってもさすがに山頂は厚い雲に覆われたままでした。
郡山から新幹線で大宮到着は16時30分。さすがに4日目の最後は片づけや買い物もあるので早めに帰宅しました。
天気はいまひとつでしたが、久しぶりの大人の休日キップ旅は一部、二部とも合わせて4日間、たっぷりと満喫できました。
| 隊長けん | | 23:30 | comments(0) | - |
大人の休日北東北旅
 1年以上ご無沙汰していた大人の休日キップ旅ですが、思い立って7月の5日からせっかくだから有効期間の4日間フルで東北の復興応援ツアーを楽しんできました。

そうは言っても宮使えの身なので、5日の金曜日は仕事を片づけて夕方5時過ぎにジャケットを脱いで東京駅へ。新青森行きのはやて号に乗車しました。

最初の目的地は北三陸の岩手県久慈市。前夜駅弁夕食で八戸駅前に泊って、6日の朝八戸線で終点の久慈駅に9時過ぎ下車。JRの駅からハイキングに参加しました。

もちろんお目当ては、ジェジェジェのあまちゃんのふるさと散策でしたが、駅からハイキングは街中散歩ということで、駅から数キロ離れていることもあって北限の海女の小袖海岸は残念ながらパスしました。久地駅のうに弁当も当然?もう売り切れでした。

ということでまずは市内を見渡す展望台に寄ってから、コースをちょっと外れて久慈港へ。ここは大震災の被害は軽微だったようですが、工事はその名残りなんでしょうか?

港から久慈川を渡って、ハイキングコースに復帰。対岸の川沿いをゆっくりと散策しました。

コース終盤の道の駅で早めのランチタイム。海の幸たっぷりの漁師投げ込み丼と久慈名物まめぶ汁(黒糖だんごの入ったけんちん汁)のセットは上々の味で午前中の生ビールも旨かった!

久慈駅へ戻って、三陸鉄道北リアス線で田野畑へ向かいます。

団体もあって2両編成を急遽3台に増結した列車は満員御礼。車内では海女さんファッションのスタッフが愛嬌を振りまいて大サービス。私もカメラに収めました。

北リアス線は田野畑で分断されて次の小本駅まではバス運行ですが、私は田野畑の港から漁師のザッパ船でリアス海岸見学ツアーに参加しました。

田野畑は海岸美で名高い北山崎の下車駅で、以前私も展望台から景観を眺めたことがありますが、今回は海からの眺めを満喫しました。

この日は朝からの雨が上がったものの、波が高くドスンドスンと波と闘いながらスリル満点の船旅ですが、津波で決壊した堤防やすべてさらわれてしまった漁師小屋跡の生々しい姿を間近で見られて、今更ながら津波の猛威を認識しました。それでもこうして船着場を再生工事も続いています。

北山崎の展望所から見えるローソク岩を裏から眺めて通過して行くきます。

断崖と海の岩場の間を波に揺られながらすり抜ける迫力はザッパ船の醍醐味です。

この先あたりが北山崎の展望所です。リアス式海岸の見事な景観美ですが海から眺めるのはまた格別です。

1時間余りのスリルと大迫力の船旅を終えて、自ら津波を避けて沖に出て助かったという船頭さんと記念撮影しました。

さて、岩手三陸の旅を終えて土曜日は八戸へ戻って、新幹線で新青森、奥羽本線に乗り換えて20時半に弘前駅下車。駅前の東横イン泊、青森名物ほたてコースの夕食に満足して明日に備えました。
ということで日曜日の朝は約10年ぶりの弘前市内散策からスタート。弘前城に向かう途中にあったねぷた村に立ち寄りました。

9時の開場時間前なのに8時半に入れてくれて、しかも貸切でねぷたのお囃子まで披露してくれました。さすが津軽人はいいですね。

館内にはねぷたの山車やゆかりの品々がたくさん展示されていて、津軽三味線の実演もありますが、さすがに貸切は無理でした。

今は青々と繁った延々と続く桜並木を通って、弘前城北にある旧家の街並みを眺めてから、北門から場内へ。ここ下乗橋から満開の桜と天守閣の眺めがお馴染みのポイントですが桜は咲いていなくてもいい景観です。

正面からの弘前城。天守閣そのものは三層の小振りな建物ですが、400年前の姿を留めているところがやはり名城と言われる所以でしょう。

弘前市内散策の終盤は最勝院の五重の塔を訪ねました。見事な構図の塔ですね。国の重要文化財に指定されているこれも由緒ある建物です。

弘前市内散策を3時間で切り上げて11時12分の五能線で五所川原へ。弘前へは仕事も含めて数回行っていますが、五所川原立ち寄りは初めて。津軽鉄道に乗り換えて20分ほどの金木駅から、地元の最大の名士太宰治の生家を訪ねました。ここは戦時中に東京から戻って疎開した屋敷です。

太宰治の生家といえば斜陽館。明治40年に建てられて部屋数が19もあるという670坪の豪邸ですが、その後旅館になったり改築されていたものを、平成8年に金木町が買い取って、建築当時の姿にに復元改装したんだとか。趣はまさに明治の雰囲気を伝えて洋間もあって当時の最新スタイルが偲ばれます。せっかくだから、記念に太宰の文庫本を1冊買いました。

五所川原に戻って、最後の旅はリゾートしらかみで日本海展望です。これはブナ号です。

秋田は大雨だった前夜からの天気が心配でしたが、幸い青空が広がって車窓からの眺めは上々でした。

ここは深浦周辺の名勝地鬼の洗濯岩です。

青森から秋田に入って時間ももう17時。見事な日本海の夕陽が見られることを期待したんですが、なにせ1年でも日が長いこの時期では、まだまだ夕陽になってくれませんでした。
それでも10数年ぶりに五能線からの展望を満喫して秋田駅に着いたのはもう19時近く。さっそくスーパーこまちに乗り換えてかろうじて残っていた駅弁で夕食をとりながら、22時38分大宮着の新型こまちで大人の休日キップ旅第一弾の帰路に着いたのでした。
| 隊長けん | | 23:25 | comments(0) | - |
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