アウトドアライフを記録するためのブログのはずが、昨年11月から悩まされ続けている膝痛(変形性膝関節症)のおかげで、気力体力ともめっきり減退して、今年は週末閉じこもりのさびしい生活が続いていましたが、花粉もようやく収まった春の陽気と山仲間の計画に誘われて、4月19日の土曜日に今年初めて里山を歩いてきました。
中央線上野原駅からバスで15分ほどの185メートル地点から標高531メートルの八重山と542メートルの能岳をぐるっと巡る3時間の足慣らしコースです。
前後が雨予報の狭間でしたがなんとか薄日もさしてくれた朝10時に上野原駅に、久しぶりの仲間たちが8人顔を揃えてくれました。
富士急バスの係員は山のベテランで手書き登山道地図を作ってハイカーたちに配りつつ、今の季節の見所を案内してくれました。
リーダーのヌマさん以下ホイッスルの仲間たち7人はイワウチワ、つつじ、サクラなど春の花の名所として近年人気となっている坪山(1103メートル)が本日のコースですが、急登もあるルートでリハビリ中の私にはムリということで、私一人がバスを途中下車しました。
車窓に手を振って降りた大堀バス停から10分ほどの車道歩きの途中にはサクラやツツジの花も咲いていて新緑を迎える里山とのどかな風景です。
さあここが登山口、5ヶ月ぶりの山歩きに不安な気持ちでのスタート。なにせ続けて1時間以上歩いていない日常で、右膝はテーピングとサポーターで固めてダブルストックを突きながらの、遅ればせながらの登り初めとなりました。
登山口から1時間ほどで八重山手前の展望台を通過。ここからものどかな春山風景画眺められました。富士山も見えるはずなんですが霞と雲に隠れたままでした。幸い膝のほうはなんとかもってくれています。
しばらく行くと目指す八重山が見えてきました、サクラの先に春の装いをまとったおぼろな姿がおだやかな光景です。
ちょうど12時頃に八重山山頂到着。あずまややベンチも整備されていて気持ちのいい山頂です。坪山組のマキさんと電話連絡、山頂手前で昼食中とのことでした。私もコロッケパンとあんぱんランチで休憩しました。
坪山はサクラやヒカゲツツジなどが見事とのことでしたが、八重山山頂のツツジもなかなかでした。
いったん下って15分ほど登り返したところが本日の最高地点、能岳542メートルの山頂です。やれやれ、なんとか二つのピークを無事に踏むことができました。このあと、下の写真の急斜面からけっこう長い下りが続いて、1時間ほどで車道。さらに30分近く歩いて帰りのバス停新井に14時30分到着。今年の初登りの山はなんとかガイドの行程どおり正味3時間ほどで無事に歩くことができました。
そうはいってもやはり膝の鈍痛は治まりませんが、少しづつ筋肉を付けて少しづつ長く、高い山も歩いていくことにしましょう。
この日はホイッスルの仲間たちと上野原駅で合流。中央線で八王子まで戻って南口駅前の「金太郎」で心ゆくまで(記憶も飛んでいくまで…!?)たっぷりと反省会を楽しみました。