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埼玉憲ジーの近場放浪記

2016年にサラリーマン生活から卒業して、窮々自適な年金生活に入りました。百名山と百観音もなんとかやり終えて、隊長けんの武蔵野レターもフィナーレ。家庭と懐事情から遠距離旅も引退やむ無しながら、せめて体が動くうちは、埼玉憲ジーの近場放浪記を続けることにしましょう。
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東海道川崎宿散歩とあれこれ
9月の最終土曜日27日は、なんと日本百名山の御嶽山が大噴火して50人以上が亡くなるという大惨事になりました。私はちょうど10年前に山仲間3人で台風を道連れに?ロープウエーから小屋に泊まって三ノ池、二ノ池経由で剣ヶ峰に登りました。今回はちょうど紅葉が見頃で、天候に恵まれた土曜日の昼というまさにもっとも人出の多いタイミングでの噴火が大きな惨事につながったようです。山を愛する一人として心から冥福を祈るばかりです。

当日の朝は御嶽山噴火などとはつゆ知らず、私は午前10時から自宅マンションの消防避難訓練があって、火災報知機の音とともに膝をかばいながらなんとか9階から非常階段を下りて40分ほどの行事に参加しました。
その後は、JR南武線で川崎駅に向かいました。もちろん何回も通った駅ですが、もしかして下車したのは初めてかもしれません。駅周辺は高層ビルが立ち並んで一大ターミナルでした。

でも商店街を抜けて東西に延びる通りは日本橋から京都を結んだ旧東海道でなにやら風情を感じさせてくれます。

川崎は日本橋から品川に次ぐ宿場町で東海道53次の時代には本陣や多くの旅籠や茶店が並んで賑わっていたことでしょう。ちょうど江戸時代の宿場町を画像や古図とパネルなどで再現した交流館があって楽しませてくれました。

ちょっと江戸に足を向けて多摩川に架かる六郷大橋に立ち寄りました。江戸時代は大雨などで流された橋ですが今はコンクリート造りで神奈川と東京の境にあって、橋の向こうは大田区です。

東海道散歩から京急線に乗って、東海道なら戸塚宿にあたる横浜駅で下車しました。向かった先はなじみの料理屋「もりべ」です。30年以上のつきあいの店主と歓談しながら、なんとご覧のビッグサイズ松茸をたっぷりとご馳走になりました。香りマツタケと言いますが…味も絶品でした。

18時過ぎに横浜の店を出て、東横線で学芸大学前へ。この日は学生時代の友人の子息、はたなか圭一君の女性シンガーとのコラボライブがあって、自らギターとピアノの伴奏でたっぷりと2時間近いライブを楽しませてもらいました。
朝から夜まで防災と行楽と食欲と芸術まで秋の楽しみを満喫した1日でした。
 
| 隊長けん | 日常 | 10:30 | comments(0) | - |
山仲間と伊豆ケ岳
9月20日の土曜日に、4か月ぶりに山仲間10人と賑やかに、奥武蔵の伊豆ケ岳851Mを歩いてきました。

週間予報では傘マークでしたがなんとか好転してくれて高曇りの中をゆっくりと11時前に西武秩父線の正丸駅に集合。

久しぶりだったせいか女子会も4人参加でわいわいキャピキャピ?しながら歩き始めました。

道端にはコスモスや彼岸花も咲いて、いつの間にかやはりもう秋なんですね。

20分ほどで登山口の馬頭観音に到着。左から2人目のササヤンはなんと8月31日に日本3百名山を達成したツワモノ。百名山はなんとか3年前にやっつけたものの、膝痛でもう登山はあきらめた私には雲の上の存在です!拍手喝采!!

登山歴、マラソン歴はピカイチで今も足立区マスターズ水泳の金メダリストであるセーさんも腰と膝を痛めてサポーターのガードと2本ストックに頼りながら参加してくれました。

全員60歳代の元山の会メンバー11人は急登や岩場をゆっくりと越えながら標高差550メートルを登っていきます。

ようやく稜線に出てひと休み。北面には近くの二子山や上州の山並みが遠望できました。

駅からちょうど2時間ほどで伊豆ケ岳山頂に到着。団体バスのグループで大混雑だったので手前の広場で昼食にしました。さすがツワモノのササヤンは余裕の表情です。隣りは百名山達成者の奥様。左奥が山の会のリーダー・ヌマさんです。

今日は一人カメラマンで写されない私はランチタイムの合間に山頂で標識とツーショットを撮りました。


またカメラマンになって10人の集合写真。露出オーバーですね。相変わらずヘタクソですみません。

山頂の木の間から南東方面の展望。肉眼では西武ドームも見えているんですが…??

子の権現から吾野までの縦走コースが人気ですが、今回は体力を考えて?正丸峠経由の巡回コースを辿ることにしました。膝痛にはつらい下山はゆっくり慎重に進みます。

途中のピークからは目の前の二子山や秩父の山並みの展望が開けていました。

1時間ほどで正丸峠に到着。立派な茶店と広い舗装路があって、ツーリングのバイクなども通るようです。ササヤンはその昔ここから甲武信ヶ岳方面まで車で行ったとのことでした。

峠からはまた山道に入っての下山でしたが、なんと途中でセーさんが小指をスズメバチに刺される大災難にあってしまいました。アウトドアプロだけあってすぐに自分で吸い出して応急処置をしたものの特効薬などなく小指が腫れてきましたが、幸い大事には至らず、山頂から2時間弱でなんとか全員正丸駅に到着しました。
そして、西武線で飯能駅まで戻ってから向かった先は山の会御用達の長寿庵です。

スズメバチにも負けずにセーさんも笑顔でカンパイ。生ビール、焼酎、地酒はもちろん、そばも天ぷらもつまみも絶品ぞろいの長寿庵ですが、このジャンボオムライスも名物です。
4か月ぶりの山歩きには11人も集って、反省会も大賑わいの盛り上がりでした。
| 隊長けん | | 16:54 | comments(0) | - |
久しぶりのコンサートは生前葬
今年4月には加山雄三の喜寿コンサートに行きましたが、今度は今年古希を迎えた小椋佳の題して「生前葬コンサート」に、なんと4日連続で行ってきました。
初日は9月12日金曜日の夜、場所はNHKホールということで、職場から千代田線の明治神宮前駅で下車して代々木公園沿いを歩きましたが、もちろんデング熱騒動で公園は立ち入り禁止になっていました。

コーンとポールで区切られても、蚊は飛んでくるからどうなのかなあと思いながら気をつけて通過しました。

今回のコンサートは古希を過ぎた小椋佳が歌手活動に区切りをつけるということで、4日間に100曲の自作曲を歌ってのお別れの会といった主旨のようで、銀行員時代に初めてコンサートを開いたゆかりの場所がこのNHKホールでした。

私が大学に入って間もないころに小椋佳のファーストアルバム「青春〜砂漠の少年」が世に出て、ちょうど当時アルバイトしていた高円寺のレコード店で毎日のように聴いていたのです。もちろんレコードも買って、このアルバム曲が流れる映画も観ました。それ以来本人のアルバム曲はもちろん、多くの歌手に提供する小椋佳メロディーと詩作に共鳴しながら40年以上にわたって一ファンとして愛着をもって聴きつづけてきたのです。

3,400人収容のNHKホールは初日こそ多少空席がありましたが、土曜日から敬老の日までの3日間は超満員。ほぼ老々男女で埋め尽くされた私と同じような小椋佳世代のファンたちは、きっちりと毎日25曲づつ+アンコール曲に惜しみない拍手を送りながら小椋佳ワールドを満喫しました。

土曜日の帰りの渋谷駅センター街では、宇田川町祭りの出し物として青森のねぶた祭りの山車が登場して、東京に居ながらにして思いがけず東北の祭りを楽しめるおまけもついて、4日間でなんと14時間に及ぶ小椋佳生前葬コンサートは無事に幕を下ろしたのでした。
| 隊長けん | 日常 | 16:50 | comments(0) | - |
格安航空券で週末札幌旅
9月1週目の土日で、3年ぶりの北海道へ。洞爺湖から札幌と小樽まで駆け足で1泊2日の旅を楽しんできました。
実は7日の日曜日には都内で中学時代の友人のアマチュアオーケストラコンサートがあって、半年前から行く約束になっていたんですが、8月半ばに職場の同僚で1か月前に福岡にも同行したOさんから、ゴルフツアー4人の1人がキャンセルなって、往復12,700円の航空券で札幌に行けるんだけどどう?…と誘われて…ムムム…一瞬友人の顔は浮かんだものの、超格安キップとすすきのの誘惑に負けて即座に札幌行きを決めたのでした。
バニラ航空という初耳の航空会社の格安キップということで、成田発早朝7時15分、帰りも20時50分着の条件でしたが、金曜日は職場からそのまま千葉県在住のOさん宅に素泊まりさせてもらって始発電車で無事に成田から搭乗できました。


上段のゴルフツアー組のしゅうちゃん、くんちゃん、Oさんとも職場のOBで山仲間ですが、私はもう10年以上前にゴルフはぷっつり止めたので、千歳空港から先は単独行動をとることにしました。
仕事や百名山などで何度も訪れている北海道の主な観光地はけっこう回っている私ですが、南部の洞爺湖にはまだ行ったことがなかったので、初日は9時前に着いた新千歳空港でゴルフ組3人に手を振って別れてから洞爺湖に向かいました。

JRで南千歳〜苫小牧〜東室蘭乗り換えの普通列車で出発。

鉄道旅の楽しみはやはり駅弁、車中では南千歳駅で買い求めた汐彩弁当1050円也を賞味しましたが、ホッキ貝、サーモン、つぶ貝、イクラと大好物が盛りだくさんで絶品でした。

途中で後発の特急列車を見送って12時36分に洞爺駅到着。宿泊する札幌行きのバスが出る16時までの滞在なので、洞爺駅からはとくとくクーポンタクシーでの周遊コースです。

まずは今も噴煙を上げる昭和新山からロープウエーで732mの有珠山に上りました。

昭和18年の噴火で誕生した昭和新山の赤茶けた溶岩の山肌にも今は緑の樹木が覆われてきました。
2万年ころ前に形成されたという有珠山は昭和新山をはるかに凌ぐ山容で直近の2000年まで何回も噴火を繰り返しています。

麓から106人乗りのロープウエーで6分の山頂駅からすぐの展望台からは目の前の昭和新山と日本で3番目に広いカルデラ湖の洞爺湖が一望できます。

上部の岩稜を仰ぎ見ながら歩いて7分ほどの展望所でまずは有珠山をバックに記念写真。

月面クレーターのような有珠山の火口原も見下ろせ、まだそこかしこから噴煙も上がっています。

その先に目をやると、函館方面へと続く内浦湾の海岸線と遠く駒ヶ岳までの大展望が広がっていました。

ロープウエーを下りて周遊タクシーで洞爺湖畔に到着。

観光船の出航を見送ってから、洞爺湖温泉の足湯に浸かって湖と中之島や3年前に登った百名山の羊蹄山を眺めながらゆったりとくつろぎました。観光船の左奥の雲がかかっているのが羊蹄山です。

足湯はちょうどいい湯加減で洞爺湖温泉満喫気分を感じることができました。
洞爺湖温泉を16時のバスで一路札幌へ。

支笏湖の西から中山峠、定山渓を経てほぼ定刻の19時前に札幌駅前に到着して宿泊先の東横インでゴルフ組3人と合流、そのままタクシーですすきのへ向かいました。
しゅうちゃんお薦めの店「美国」は札幌市役所勤務の友人の紹介というだけああって、店構えも料理もお酒も絶品でした。

落ち着いた個室でまずはカンパイ!

刺身、毛ガニに始まって北海道の幸をたっぷりと味わって、北海道クラシック生ビール、ワイン、焼酎、日本酒まで飲み放題で料金は一人5,000円ポッキリ。大満足のすすきのの夜は…22時前に店を出てそのままホテルまで徒歩でご帰館…なんと0時を待たずにおとなしく眠りについたのでした。
日曜日は7時起床。私は予定通り8時に朝食を摂りましたが、なんと予定を早めて2日目のゴルフ場に向かった3人とはすれ違いとなりました。
携帯電話で夕刻の空港合流を確認してホテルをチェックアウト。雨上がりの札幌市内に出て、まずは北大キャンパスを散策。

数年前は修復中だったポプラ並木もだいぶ元気を取り戻したようです。

くんちゃんお薦めの総合博物館はなぜか臨時休館で残念でしたがクラーク博士と新渡戸稲造の像にご対面してから、今日がシーズン最終日の札幌競馬場に立ち寄りました。
北大から徒歩で15分ほどのJR桑園駅前から無料送迎バスで競馬場へ。私は初訪問ですが改装されてだいぶきれいになったようです。

青空にグリーンのターフも鮮やかな馬場を眺めてから、ちょうど発走前だった第3レースを朝買った日刊スポーツを信じて5点、1000円だけ購入しましたが、なんと馬連が配当5,650円の大当たり。1,000円が10倍以上の11,300円になってホクホクでした。
競馬場は30分で引き揚げて、JR桑園駅から小樽へ向かいました。小樽はもう10年ぶりくらいですが、車窓からの石狩湾の眺めにうっとり。

終着手前の南小樽駅で下車して海岸沿いの道路を歩いて、レトロな小樽の街中を散策。

北一ガラスや菓子楼、海産物店、寿司屋通りなどを眺めつつ、途中でなぜかB級グルメグランプリの看板に誘われてザンギ(鳥唐揚)、ポテトフライ、ビールセットとおよそ小樽らしからぬ?メニューでランチを済ませました。

その後は最大の名所小樽運河の風景を眺めてなるほどの小樽ムードを満喫。

さらに、ちょうど小樽港に停泊中の豪華客船にっぽん丸の雄姿を見物してから小樽駅にゴールイン。

15時半過ぎのエアポート列車で新千歳空港に戻りました。
16時過ぎに合流したゴルフ組3人とあれこれと2日間のことを語りながら、空港内のユックで北海道料理をもう一度賞味。さらに行列の店…の隣で仕上げの味噌ラーメンを完食して、まさに北海道満喫ツアーもフィナーレとなったのでした。
急なお誘いで思いがけない北海道行きでしたが、天候にも恵まれて、旅のよさをあらためて実感した2日間でした。誘ってくれたOさんと同行の仲間に大感謝です。
| 隊長けん | | 12:30 | comments(0) | - |
久しぶりの映画
6月以来久しぶりに映画館へ足を運びました。
9月2日の新聞で、モントリオール国際映画賞で吉永小百合さんの「ふしぎな岬の物語」が準グランプリ、無名の?呉美保監督の「そこのみにて光り輝く」が監督賞とW受賞したという報道をみて、なにげなくネットを見たら「そこのみにて…」がテアトル新宿で単館上映されていたので、一応映画好きな私としては、やはり観ておきたいと思い立って、ネット予約しました。

もうすでに春に封切られた映画のようで、テアトル新宿は夜20時35分の上映だけということで、翌3日の仕事帰りに新宿へ。讃岐うどんでお腹を満たしてから入ったロビーはなんと観客で溢れていました。さすが国際映画賞受賞の効果だなあと思いつつ見回すと、急きょ帰国したばかりの呉美保監督の舞台挨拶が行われる告知が出ていました。
前日予約した私はとても見やすいシートを確保できていてゆったりでしたが、全席指定のはずの映画館に大勢の立ち見客もいて、こんな光景を見るのはもう何年振りだろうという超満員の館内でした。
ポスター右隣の呉美保監督はなんとまだ30代と思われる美女でビックリ。私はカメラに夢中でしたが観客から大喝さいを浴びていました。
さて、肝心の映画は函館の海辺を舞台に、暗い背景を背負った行きずりの男女が、心惹かれあって最後はかすかな明日への希望を見出すストーリーで、数年前の芥川賞受賞作の映画化とのことでした。人間の心のひだを描き出す演出と綾野剛と池脇千鶴の熱演もあって、なるほど監督賞もさもありなんの秀作でした。映画って…やっぱりいいもんですよね!
| 隊長けん | 日常 | 11:44 | comments(0) | - |
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