好天が続いた3連休の初日11月22日に、JRのスマホ企画えきぽのコースに便乗して都内北区の東十条駅から駒込駅まで2時間ウォークで公園の紅葉巡りを楽しんできました。
東十条は北区にある京浜東北線沿線の下町風情のある街ですが、私は初めて訪ねました。北口から歩き始めてすぐ、行列の和菓子屋があって午前中から今日も長蛇の列でした。名物どら焼きはあきらめて懐かしい昔ながらの商店街を覗いてから南口の坂道を辿っていくと最初のスポットが名主の滝公園。
園内には人造ながらこの雄滝と雌滝があって心和ませてくれますが、紅葉にはまだ早かったようです。
新幹線、京浜東北線、湘南新宿ラインなどJRの列車が行き交う線路沿いから急坂を上って王子方面に30分ほど行ったところが飛鳥山公園です。
春には桜の名所として有名ですが、紅葉もなかなか見事でした。
池の石堤を取り囲む紅葉の木々が日差しに映えて一段と色鮮やかでした。
飛鳥山公園から大通りを歩いているとすぐに「平塚亭」という和菓子屋を発見。ここは、テレビなどでもおなじみの名探偵・浅見光彦がよく立ち寄る公園の団子屋のモデルですね、間違いありません。実は私は浅見光彦ファンなんです。
本郷通りを駒込方面へ歩いていくと間もなく洋館とバラで有名な古河庭園に到着。
秋だというのに少し花を開いたバラも見えていました。
でもやはりこの季節は紅葉。洋館に紅葉もなかなかいい風景ですね。
広くはないけど庭園の池も整備されていて、石灯籠と湖面に映る紅葉もなかなかいいコントラストでした。
2時間ウォークのつもりが3時間近くかかって辿り着いた最後のスポットが六義園。五代将軍徳川綱吉の側用人として権勢を誇った柳沢吉保の下屋敷だった広大な庭園で国の特別名勝にも指定されています。この日は入場待ちの列が途切れない賑わいでした。
回遊式築山泉水庭園は大きな池を中心にして散策路が続いて見事な景観を楽しませてくれます。
春には壮大な枝垂桜が有名ですが、湖畔の紅葉もまたなかなか見事でした。
池の周囲をぐるっと回ってから駒込駅にほど近い出口に向かいました。この日の紅葉巡りはここまで。予定時間を1時間以上オーバーして、結局久々に2万歩も歩いてしまいました。
翌23日の日曜日も青空に誘われて埼玉の地元で紅葉を楽しみました。野火止用水路の散歩道沿いは農家に畑が広がって柿の木がいかにも秋の風情を感じさせてくれます。
自宅から歩いて30分足らずのところにある紅葉の名所として名高い平林寺にはこの日も多くの人たちが参拝していました。
茅葺のお堂に紅葉と黄葉が重なってなかなかの景観です。工事のフェンスは邪魔ですけどね。
鐘楼の周りは紅葉で埋め尽くされていてアマチュアカメラマンがさかんにシャッターを切っていました。
例年は11月の末から12月初旬が見頃でしたが、今年は1週間早めにやってきて正解だったようです。
翌週の11月29日にも紅葉見物のつもりでしたが、雨になって取り止め。今年の紅葉巡りはこれで終わり…かな??