このところJRのハイキング歩きが続いていますが、2月14日バレンタインデーの土曜日も、前橋駅からの街歩きと大河ドラマ館見学の駅からハイキングに参加してきました。
前橋は群馬県の県庁所在地ですが、新幹線コースからもはずれた両毛線の駅で賑やかさではライバルの?高崎駅に後れをとっているようです。鉄道旅好きな私も意外にも前橋は初訪問でした。
駅構内の観光案内所で締切ギリギリの11時前に受付を済ませて南口から歩き始め。線路伝いを高崎方面へしばらく行くと利根川の大河に架かる平成大橋を渡って、川沿いの遊歩道を北へ向かいました。写真の鉄橋をくぐってさらに先の群馬大橋を渡り返して市街に戻っていきます。高所恐怖症、吊り橋恐怖症の私としてはついうつむき加減に橋の車道寄りを歩いてしまいました。
市街に入って超高層の群馬県庁を仰ぎ見てやってくると、目の前には歴史を感じさせる優美な旧庁舎があって、館内ではNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の記念館が開設されていました。入場料500円を払って入館。
視聴率最低記録などと報道されて不人気の今年の大河ドラマのようですが、主演の井上真央は私のお気に入り。日本の夜明けを創った幕末獅子たちのイケメン男優陣も勢ぞろいでこれからの盛り上がりに期待したいところです。館内は撮影禁止ですが、大沢たかお演じる初代群馬県令楫取素彦の執務室を再現した部屋だけは記念撮影OKということで、私も群馬県知事気分に浸ってみました!?
県庁からほど近い前橋公園の土手を上がると庭園の池の彼方には上州の山並みが広がっていました。左端に雪を頂いた山は百名山の「浅間山」です。ちなみに右端の円形建物は室内競輪場の前橋ドームです。
梅も咲き始めている公園を後にして少し足を延ばしたところには、明治期からの群馬の迎賓館「臨江閣」がどっしりとした構えで建っていました。これは別館ですが木造の建物はやはりいいものですね。
そして隣接するこちらの白壁の建物が本館です。明治、大正、昭和の歴代天皇も当地訪問の際は本館の貴賓室で休まれたようです。
別館の2階はなんと200畳ほどもあろうかという畳敷きの大広間で、その昔は華やかな祝宴が開かれたことでしょう。今は間もない桃の節句にちなんで古くは明治時代からのひな人形が一面に飾られていて壮観な華やかさが溢れていました。
前橋の歴史を辿るコースからは市内を流れる広瀬川沿いのプロムナードを歩いて駅方面へUターン。弁天町商店街の入り口にあるレストランポンチでランチタイムにしました。
この日初めて知ったのですが、前橋はポーク料理が名物の街なんだとか。ソースかつ丼も人気のようでしたが、この店の味自慢カツカレーを注文しました。カツは肉がやわらかく衣はカリッと上々で、とくにカレールーがなめらかでほどよい辛さでとてもおいしかったです。ゴールの駅もほど近いところでしたがおつかれさんビールはパスしました。
スタートからちょうど3時間で観光案内所にゴール。グッドタイミング?で高崎行の列車が着いたのでお土産も買わずにまっすぐ帰路に着きました。