4月11日、12日で、半年ぶりの遠距離一人旅に出かけました。
学生時代のサークル同期の集まり四球会は、宝塚のミシュラン和食店ふみで11日の18:30から。
もうなかなか気ままな長旅もできない身になったので、ここぞと、まずは午前中に新幹線で大阪へ。3割引のジパングは大助かりです。
車中では早めの崎陽軒シウマイ弁当ランチを食べました。
今回の旅のテーマは初訪問の名所巡りです。
まずは大阪城公園から天守閣へ。もう桜もほとんど散ってしまいましたが今度はツツジが出迎えてくれました。
外人さんで溢れている天守閣ですが、まずは8階まで階段で上がって天下を見渡しました。
階段を下りながら、各フロアに展示されている戦国時代の武具や絵巻物、秀吉の金の茶室などを見てから西の丸公園へ移動。
文化財の櫓の内部や大手門までゆっくりと散策して大阪城を堪能しました。
次いで向かったのは大阪港。
大型客船が停泊する岸壁の隅っこに、ちゃんと日本一の低山天保山4.53メートルの案内板と三角点を発見しました。
富士山頂の感動とは別にまたこれも日本一の味わいが感じられました。
初日の名所巡りはここまでにして宿泊先の宝塚駅へ移動。レトロな焦げ茶色の阪急電車も風情がありますよね。
宝塚といえばもちろん、駅前にはタカラジェンヌの像が出迎えてくれました。ここも初訪問の名所ですね。
ワシントンホテルで一休みしてから電車で二つ目の逆瀬川駅に移動。未来のタカラジェンヌ?も乗っていました。
和食店ふみは、まさに同期がオーナーシェフで、ミシュランガイドにもリーズナブルで美味しい店として掲載されている名店です。
店長の計らいで貸切状態のこの日集まったのは東京から3人、地元近くの大阪、奈良から1人の5人でした。
体調不良で2人が欠席、現役社会人3人も出張が重なって欠席と寂しくなったものの、大阪、奈良の二人は私も卒業以来初めての再会だったので懐かしく、店長夫妻も一緒になって尽きない話で大いに盛り上がりました。
ウニ、刺身、神戸牛や鯛めしまでの絶品料理の数々や銘柄あれこれの日本酒飲み比べも最高でした。
夜も更けて、大阪、奈良の二人を見送って東京組もおとなしくホテルへご帰還。私も広々ベッドで爆睡しました。
翌12日は7時前に起床。
窓から見下ろす武庫川と山並みの眺めもいいものです。
そそくさと帰り支度をしてからしばし武庫川の遊歩道を散歩。
阪急電車の高架橋の手前にタカラジェンヌの本拠地宝塚大歌劇場がシャトーのような姿で建っていました。
宝塚駅に戻って、朝食サンドイッチを食べてから、阪急電車ではなく8:20のバスで初訪問の有馬温泉へ向かいました。
同じホテルに泊まったヤガちゃんは古都奈良の寺社巡りに向かったようです。
30分ほどで山間の有馬温泉に到着。
出迎えてくれたのは、有間川の袂に立つタカラジェンヌならぬ秀吉の大政所ねねの像でした。
さすがに日本一とも言われる温泉地だけあって、朝から街中は活気がありました。ここも外人さんがいっぱいです。
温泉名物?炭酸せんべいを買ってから中心地の元湯金の湯へ。
もちろん朝湯に入って鉄分の濃い赤い温泉で体も心もポカポカになりました。
上り坂をしばらく歩いてロープウェイ有馬温泉駅へ。
ここから標高930メートルの六甲山山頂まで標高差440メートルを12分で繋ぐロープウェイですが、高度が上がる度に展望も樹林の植生も変化していきました。
六甲山山頂駅はもはやほぼ六甲山最高峰の頂きにあるので、足を使わずに六甲山を登ったことになるようです!?
この日は曇りがちの天候でガーデンテラスからの大展望も瀬戸内海と神戸市街地がうっすら見えるくらいでしたが、私としては念願の六甲山の頂きに立てて満足でした。
せめて自然遊歩道を歩こうと思ったところへバスが来たので、しかたなく??乗車してケーブル山上駅へ移動。
吹き抜けトロッコ風のケーブルカーで六甲ケーブル下駅に下山しました。
接続バスで阪急六甲駅から神戸三宮駅へ移動。
午後の部は、まず駅前ビル地下の洋食レストランで人気のカツハイシライスで腹ごしらへ。デミグラスソースたっぷりのトンカツライスで旨かったです。
神戸もゆっくり観光したことがないので、ここは定番の名所巡り。
旧居留地、南京町中華街から港神戸のポートタワーに上って大型客船の港や六甲山の山並みを眺めました。
タワー前からはループバスで車窓観光を楽しんで山側の観光名所北野異人館街を散策。
その昔の朝ドラの舞台風見鶏の館や最近の朝ドラべっぴんさんのロケ地ともなった萠黄の館などを観て回ってから、やはりミーハー観光の定番?牛乳たっぷりソフトクリームをなめながらJR新神戸駅へ向かいました。
今回の名所巡り旅もこれでおしまい。
15:29のひかり号で、遠距離旅もボチボチ打ち止めかなあ!?などと感慨にふけりながら、一路家路に着いたのでした。